up 2015.3.3やまぼうし
宝塚 塩尾寺裏参道を歩く
妙法寺〜観音谷〜不動滝〜塩尾寺裏参道〜塩尾寺〜東尾根〜妙法寺
◇日時:2015.2.28(土) 晴れ
◇行先:宝塚 観音谷〜不動滝〜塩尾寺裏参道
     2.5万地形図 宝塚
◇同行者:単独
行程:
宝塚自宅12:00・・・妙法寺13:20→(観音谷・迷走)→不動滝(13:55〜14:00)→塩尾寺裏参道→塩尾寺(14:35〜14:45)→鉄塔#20 14:55→観音谷東尾根→妙法寺15:15・・・自宅16:30
地図はこちら

≪塩尾寺裏参道≫
10年ぶりに塩尾寺裏参道を歩く。不動滝付近は昨夏の台風や豪雨で谷筋が崩壊し落石危険な状態であったが、裏参道は健在であった。宝塚自宅から徒歩でスタートし、迷走繰り返しの12kmのウォーキングとなった。
「不動滝」
 自宅から徒歩で長寿ガ丘妙法寺を目指す。なるべく水平レベルを保って武庫山→紅葉ガ丘→甲子園大学→月見山→長寿ガ丘と辿ろうと思ったが、住宅街で迷走し結局1時間半近くかかって妙法寺直下の不動滝道に到着した。長寿ガ丘の最奥の民家、T藤さん宅横が不動滝への入口であり、また観音谷東尾根への登り口でもある(標高160m)。何の道標もない。観音谷に下り、壊れかけの木製の橋を渡り、観音谷川の左岸を遡る。ドキッ!一人の老婆と娘さんらしい二人連れが下りてくる。岩が転がる足元の悪い道の上、昼間でも暗く不気味なところである。挨拶して通り過ぎようとすると、崩落がひどく滝の奥へは行けませんよと声をかけられる。不動滝へはよくお参りに来られるようで、この辺りの事情にお詳しい。若いころ塩尾寺にはここをよく登って行ったが、今はフェンスができてゴミ捨て場になり通れないという。サーどうしよう。ともかく行けるところまで行ってみると言って別れる。
自然石積みの堰堤を右から乗り越える。八大竜王の碑があったと思ったが気付かなかった。二棟のあばら家はあったが、うち上流の1軒はほとんど全壊している。右側に大きなガレ場がある。てっきり不動滝への道と思って落石危険な谷を登る。先ほどの二人連れはここを登ったのだろうかと疑問を抱きながら。30mほど登ると上方に崩れた堰堤が見えてきておかしいことに気付く。もっと早く気付けばいいものを、下りに足がすくむ。不動滝へは直進の暗い谷へ向かわなければならなかったのである。30分のロス。それにしてもこの谷は以前はなかった。昨夏の台風、豪雨で土石流が発生してできたに違いない。不動明王を祀る滝つぼに到着する(標高210m)。トユから水を落としているのは変わらないが、今日は水量が多い。 先ほどの老婆がお参りしたのだろう、まだ線香の香りが漂っていた。

妙法寺入口

最奥の民家階段の上が取付き

取り付き。観音谷は右下へ下る。正面は仏舎利搭・東尾根へ

観音谷川を渡る

自然石積みの堰堤を右から越える

2軒のあばら家

上流の家はほぼ全壊

土石流で埋まった谷

不動滝遠望

不動滝

不動明王を祀る
「裏参道」
 滝の右に階段が登っている。一歩一歩足場を確かめながら歩かないと滑る。二股となった観音谷川の右俣に出てきた。石柱があるところ(標高240m)で川を渡り、対岸に続く踏跡道を登る。道はだんだん明確になり、ジグザグを繰り返し登っていく。かなりの急登である。振り返ると冬枯れの樹間から中山連山が覗く。石段が現れた。やはり参道に違いない。とぎれとぎれではあるが、上の方はかなり長く続く。竹藪に入ると、正面に塩尾寺が見えてくるが、直進は通行止めである。老婆はこのことを言ったのだろう。直前でお寺を高巻く踏跡道がある。登り切ったところ(標高360m)は樹もまばらな広場であり、左下に塩尾寺の屋根が見える。さらに進むと、たき火を囲むように円形に石が並べてある広場に出る。キャンプファイアが出来そうである。すぐに六甲縦走路に合流した(標高370m)。分岐をよく見るとテープが巻いてあるが六甲縦走のハイカーはほとんど気づかないだろう。縦走路を少し下ったところが塩尾寺である(標高350m)。不動滝から塩尾寺まで約800m(標高差約150m)の道を裏参道と呼んだのではないだろうか。

裏参道入口を示す石柱?

崩れかけた石段

中山連山が覗く

苔むす石段が続く

竹藪、直進は塩尾寺手前でストップ、右を登る

広場

六甲縦走路合流、右は裏参道に続く

塩尾寺
「観音谷東尾根」
 塩尾寺でしばし休憩。有馬から六甲縦走路を歩いてきたハイカーと話す。魚屋道は通行できるが、有馬紅葉谷は全く復旧のめどが立たないようである。ハイカーと同行して表参道を下ろうと思ったが舗装の道は足腰にこたえる。途中で、観音谷東尾根を歩いてスタートの妙法寺へ戻ることにした。鉄塔#20のフェンスを回り込んで尾根を下る。左に観音谷左俣を望みながら、急峻だが明快な道が続く。白い仏舎利塔が下に見えて、その横に出る(標高170m)。ここから宝塚市内の展望は今日一番であった。

鉄塔#20のフェンスを回り込む

観音谷東尾根

妙法寺仏舎利塔
関連ページ:2005.3.21塩尾寺裏参道と不動滝

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