up 2015.9.27やまぼうし
播磨 東山
◇日時:2015.9.23(水) 晴れ
◇行先:宍粟市波賀町 東山(1015.9m)
     2.5万地形図 音水湖
◇同行者:ささゆり会(男2、女3)
行程:
宝塚6:00・・・西宮北IC6:25・・・山崎IC7:30・・・東山温泉メイプルプラザ駐車場8:00→メイプルロード2号線8:25→尾根コース登山口8:40→尾根9:00→東山(10:15〜昼〜11:10)→下山口12:00→遊歩道7号12:20→駐車地13:00・・・帰路
Route map  案内図

≪東山三角点≫
宍粟市波賀町にある東山は兵庫ふるさと50山。リゾート施設「フォレストステーション波賀」が生まれて登山道が整備され、ハイキング気分で登れる山である。山頂からは瀬戸内から日本海まで360度の展望で、播磨〜但馬の1000m級の山々がぐるっ-と見渡せる。栗拾いに興じながら尾根コースを周回する。
「フォレストステーション波賀」
 宝塚の自宅から中国道で約2時間。8:00にはリゾート施設「フォレストステーション波賀」の中心地、東山温泉メイプルプラザに到着した。すでに標高660mある。シルバーウィークの最終日だが、まだ時間が早く、観光客はほとんどいない。身支度を整えて、東山尾根コース登山口に向かってオートキャンプ場への舗装道路を歩く。開店前のコテージ村の受付でいただいた案内図を見ると、山麓一帯にはメイプルロード1,2号線を基幹道路として、遊歩道1〜9号がはりめぐらされており、大規模なリゾート地であることがわかる。オートキャンプ場への峠からメープルロード2号線に入る。舗装道路だがススキの並木が美しい。舗装道路の終点が登山口である(790m)。

東山温泉メイプルプラザ前

オートキャンプ場への道

峠 左:オートキャンプ場、右:メイプルロード2号線

ススキのメイプルロード2号線

東山尾根コース登山口 標高790m
「尾根コース」
 丸太階段の道を登ると間もなく遊歩道1号が右に分かれる。遊歩道が近道だが、急斜面のようなので道標に従って尾根コースを登る。がれ道で歩きずらいところがあったが、間もなく足腰に優しい道に変わる。階段の段差も低い。スギ、ヒノキの人工林からリョウブ、カエデ、ミズナラなどの自然林に変わる。登山道に沿って植樹もされており、樹木名板が取り付けられている。いつの間にか尾根に到着した。ベンチで一服する。地形図で見ると、標高929m地点で、僅かの切り開きから眼下にメイプルプラザの建物が見える。登山口近くで唯一東山のなだらかな稜線を望めたが、これから歩く稜線は全く展望はなかった。遊歩道1号が右から合流してきた。栗が落ちている。先行者がとってしまったか空のイガが多いが、実の入っているのもある。実は小さいが、思わぬ収穫に顔がほころぶ。栗林は頂上近くまで続き、栗街道といっていい。いいお土産が出来た。下山路の分岐を過ぎて間もなくブナ林を歩く。標高1000mを越える。空が明るくなってきた。前方に頂上の展望櫓が見えてきた。

東山尾根

ガレ道

尾根近く

カエデの尾根道

休憩ベンチ929m

眼下にメイプルプラザ

栗の道

木の根道

下山路分岐

ブナ林
「東山山頂」
 東山山頂はアセビに囲まれた平たいところである。立ち木に囲まれていて展望がないので櫓を立てたのだろう。櫓に登れば360度、播磨、但馬の1000m級の山々が一望である。運が良ければ瀬戸内海や日本海も見えるというが本日は霞んでしまっている。展望図絵で、東:須留ヶ峰、笠形山、段ヶ峰、暁晴山、千町ヶ峰、 西:黒尾山、日名倉山、後山、三室山 南:雪彦山、瀬戸内平野、北:氷ノ山、藤無山などが確認できた。団体さんがやってきて急ににぎやかになってきた。加西市の山歩きの会で、兵庫50山を回っているという。まだ10時台、時間が早いがここで昼食を摂る。

展望櫓のある頂上

氷ノ山を望む

展望櫓から

三角点で
「下山」
 往路を少し戻り、下山にかかる。スギ、ヒノキの人工林の中を下って行く。林床に広がるシダは何というのだろうか。丸太階段も段差が低く、体に優しい。麓に近づくと、スギの倒木に白いキノコが生えている場所がある。リーダーによればシラタケで食用になるというが君子危うきに近寄らずだ。あとで調べてみると「スギヒラタケ」で毒性があるから食べるなと林野庁の注意書き。やっぱり。あっという間に登山口(下山口650m)に着く。谷川にクリンソウが群生している。5月に紫色のきれいな花が咲くが、マツカゼソウやシダと同様、鹿が食べないので増え続けている。うっかり道を間違えたようだ。道標を確認するのを忘れ、林道を反対方向に進んでしまった。途中で気が付いたが、戻るのが面倒なのでそのまま行く。遊歩道7号で元の駐車場方向に戻ろうとするが、結構な登りである。遊歩道6号(通行止め)を左に分けてピーク(710m)で休憩する。

一面シダの道を下る

スギ、ヒノキの人工林

スギヒラタケ

登山口(下山口)

遊歩道7号を登る
山道を下ると舗装の車道に合流した。すぐ上がメイプルロード1号線で、登山口(下山口)からの正規の道に合流できた。ざっと3倍の回り道をした計算である。左下に池を見ながらメイプルロード1号線を駐車地に戻る。家族連れが水遊びに興じている。駐車場も満杯に近くなっていた。まだ13:00過ぎだが、東山名水の旗を後に帰路に着く。

メイプルロード1号に合流

水遊びに興ずる家族連れ

東山名水給水所(ポリタンク一杯¥100)

落栗に上りの辛さ忘れけり     ハナミズキ

「出会い」


アケボノソウ

マツカゼソウ

ヒカゲノカズラ(きつねのエリマキ)

クリ

ボロギク

クリンソウ

ヤマボウシ

ナナカマド

スギヒラタケ

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