up 2023.12.25/2016.2.4やまぼうし
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東六甲 大平山から船坂峠・峠川を下る
行者山~東六甲縦走路~大平山~船坂峠~峠川~小笠峠~エデンの園
◇日時:2016.1.31(日) 晴れ
◇行先:大平山(681.2m)、船坂峠(660m)
     2.5万地形図 宝塚
◇同行者:ささゆり会6名(男1、女5)
行程:
ゆずり葉の森広場9:05・・・行者山東観峰9:53→東六甲縦走路NO34 10:35→大谷乗越11:10→大平山(11:45~昼~12:05)→船坂峠12:30→峠川堰堤(3ヶ所)13:05~東六甲ドライブウェイ13:30→小笠峠13:50→エデンの園14:20→ゆずり葉緑地公園14:45→ゆずり葉の森広場15:00
地図はこちら 歩行14km
ささゆり会ミステリハイクは、朝方の思いつきで大平山から船坂峠を訪ねることとなった。2007年に単独で堰堤工事中の船坂峠を下ったが、いまはどうなっただろうか。思い出しながらの山行きである。
「行者山」
 いつものゆずり葉の森広場には7人が集合する。第5日曜はミステリハイクで、久しぶりにリリカさんもやってきた。朝の思い付きで船坂峠行き提案する。ところが予告もしてなかったので何人かは弁当なし。それでも行ってみたいとのことで、弁当は分け合うことにして出発する。2007年に堰堤工事中の船坂峠を下りたことがあり、記憶も薄く自信はないが、リリカさんも同行するので何とかなるだろう。
 スタート直後の階段で右ひざが突っ張れない!今日はスポーツタイツを履いてきたから大丈夫と思っていたが・・・。結局東観峰でサポーターをつけることになった。天気快晴無風のハイキング日和、登りにジャンパーは不要だ。早めに帰る予定のYさんのためにスピードアップ。後の方で早すぎるの声が聞こえる。東観峰南テラスに上がってきた。前回の登山で、案内板の留ねじが緩んでいたのを知っていたので、持参のネジと交換しドライバーで締め直す。この場所は風当たりが強く、板があおられてネジが緩みやすい。東観峰383mで記帳ボックスにサインする。今日の先行者は一人だけ。

ゆずり葉森の広場入口

同スタート地点

行者山東観峰から六甲最高峰・大平山を望む
「大平山へ」
 東観峰(383m)から、目指す大平山のアンテナがよく見える。その奥は六甲最高峰である。休憩もそこそこに出発。行者山本峰(415m)を一旦下り、東六甲縦走路に上がる。15分の登りだがこの道は単調で疲れる。皆同じ思いだ。東六甲縦走路道標NO34で小休止。休日とあって、ハイカーが行き来する。冬枯れの縦走路は、立ち木の間から阪神間や名塩の街を望むことができる。大谷乗越の車道を横断して大平山に取りつく。鎖付きの急登の石階段は土が流されて浮き上がり、今にも崩れ落ちそうだ。NTT管理道を歩き、大平山直下の路上(670m)で昼食とする。陽だまりで弁当を分け合う。

東六甲縦走路NO34地点

大谷乗越の車道を渡る

大谷乗越車道から急登階段を登る

大平山直下で弁当を広げる
「船坂峠」
 縦走路を六甲最高峰に向かって歩く。船坂峠までは一度登ってから下る。途中の右分岐はハニー農場前へ下る道だ。山中に皇太子(今生天皇)ご成婚記念碑があったことを思い出す。小笠峠への道は見落としてしまった。クマザサ道となる。六甲では標高700mになると現れる。船坂峠(660m)の道標NO29が見えてきた。もともとは船坂集落から六甲越えの道が縦走路と交わる十字路だが、船坂集落へ下る道は明確に残っていて清水谷への道標があるが、表六甲への道は藪に覆われて良くわからない。道標にも記載はない。偵察すると、踏跡も不明瞭だが、立ち木の隙間が少し広くなっていて昔歩いたような形跡が残っている。残置テープがあるので間違いないと確信して皆を誘導する。

船坂峠(右:清水谷、左:東六甲ドライブウェイ)

船坂峠から峠川への踏跡道
「峠川堰堤」
 縦走路を戻るように東進する。どこかで谷に下るはずだが、その場所がわからず行きつ戻りつする。リリカさんのGPSに表示されている旧道に沿うように、だいたいの見当をつけて谷底に下る。谷筋さえ間違わなければ大丈夫だ。谷の源頭に到着したようで小岩が現れる。遠くに堰堤が見えた。足元はまだまだ大岩小岩の転がる土砂崩れの沢であり慎重を期す。堰堤(峠川第3堰堤と呼ぶ)右側に足場が付けてあり、乗り越える。次の堰堤(峠川第2堰堤)も右側から乗り越える。三番目の堰堤は元からあった古いものである。記憶がよみがえった。これは左から越える。下り石段と黄色の手すりが出来ている。振り返る堰堤には「峠川堰堤」H3建造の文字が読める。右に峠川を見て下って行く。川から離れて山中をジグザグに下って行くと六甲ドライブウェイ(470m)に飛び出した。道路を挟んで目の前が小天狗山である。車道からはどこが取付きかわからないだろう。峠川はどこで仁川に合流するのだろうか。道路脇を流れる仁川を遡ってみたがわからずじまい。

峠川源頭

峠川第3堰堤

足場を登る

峠川第2堰堤

峠川第1堰堤(峠川堰堤H3建造の表示あり)
「小笠峠からエデンの園へ」
 東六甲ドライブウェイを下る。休日で結構車が多い。毘沙門橋から盤滝にかけての山の斜面に養蜂箱が多数放置?してあるのは今はないハニー農場の所有だろうか。小笠峠(420m)にかかる。ここは仁川と逆瀬川の分水界になっている。左にはガードレールを越えて逆瀬川源流を大平山へ登る踏跡道がある。反対の右側には社家郷山への取付きがある。今日は、少し先のガードレールの切れ目からエデンの園へ下ることにする。一帯の谷は廃家電やタイヤ、大型ゴミが捨てられていて目を覆うばかりだ。エデンの園に至る焼石ケ原の斜面は年々崩落が進み、そのうちに道も流されそうな気配である。花崗岩の瓦礫の道は歩きにくい。廃車が放置してあるのも10年も変わらずである。かつては、焼石ケ原に車が乗り入れられたが現在は立入り禁止のゲートが出来ている。

峠川第1堰堤を下る

東六甲ドライブウェイに降り立つ

小笠峠 逆瀬川源流

崩壊進む焼石ケ原

エデンの園ナダウラ堰堤
エデンの園で一人が別れる。車道を下り、ゆずり葉緑地公園を通り、スタートのゆずり葉の森へ帰ってきた。公園の阪神大震災鎮魂碑は街中に移設の予定で、拝礼できるのも今年が最後になるかも知れない。(移設中止2016.9)

諭鶴羽橋から砂防モニュメントと震災鎮魂碑を望む

昼飯を分け合ひ冬の山路かな     ハナミズキ

やまぼうし

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