up 2016.2.13やまぼうし
三田の秘境 波豆川源流と昼ヶ岳を訪ねる
波豆川~内田池~昼ヶ岳~波豆川口~木器
◇日時:2016.2.6(土) 晴れ
◇行先:波豆川源流、昼ヶ岳(595m)
     2.5万地形図 木津
◇同行者:武庫川エコハイクスタッフ7名(男6、女1)
行程:
三田駅北口9:25・・・(神姫バス)・・・波豆川BS9:50→大磯10:25→内田池(11:10~11:45)→昼ヶ岳12:00→稜線林道分岐12:12→林道12:27→大磯13:00→波豆川BS13:20→大舟寺(13:25~13:35)~波豆川口13:55→大坂峠14:15→興福寺前14:40~木器天満神社14:55~岡村酒造(15:00~15:40)→木器BS(15:50~16:10)・・・(神姫バス)・・・三田駅北口16:29
地図はこちら 歩行14.5km
本ページは武庫川エコハイク2016年3月予定の波豆川源流歩きの下見記録である。三田の秘境といわれるだけあって、昔ながらの日本の原風景が残る山里であった。
「波豆川集落」
 波豆川集落は三田の奥深く、大船山東麓を南北に流れる波豆川に沿う山間の集落であり、日本昔話に出てくるような日本の田舎の原風景が広がっている。神姫バスに乗りあわせたのは我々7人以外に2,3人であったが途中で下車し、貸切となってしまった。武庫川エコハイク当日は、増発が必要なほど混雑するだろう。終点波豆川(標高240m)で下車、吐く息が白い。

波豆川バス停

波豆川集落上の溜池 右横は波豆川

昔ながらの民家(20年前と変わらず)
「大磯」
 舗装の車道を北上する。時々車が通るのはまだこの奥に大磯の集落があるからである。波豆川集落の上流のため池脇を流れる波豆川は改修工事中である。3面張りになってしまうのだろうか。波豆川バス停から25分で大磯に着く。大船山が島だったころこの地は磯だったことが地名の由来という。左手は十倉峠から大船山へ、右手は高畑峠を越えて香合新田に至る。キャンプ場やバンガローやアスレチックがあるカナディアン大磯は、全くひと気はなく、営業しているのだろうか?受付窓口は閉鎖されている。トイレは使用可能であった。大磯から少し北に歩くと、行く手に鳥飼山から続く昼ヶ岳の山々が見える。最も遠方にある鋭鋒の昼ヶ岳北峰が波豆川の源頭である。大磯の最奥の民家から地道の林道に入ると車止めがある。スギ、ヒノキの林道がずっと続く。途中に猪除けの電柵もある。林道の分岐を左に見て直進していく。地形図で見ると峠越えで川原集落に通ずるようだが、WEB情報では廃道で藪漕ぎを強いられるとある。

大磯 大船山登山口

カナディアン大磯 営業中?

大磯薬師堂

大磯から昼ヶ岳(左端)の山並みと鳥飼山(右端)
 

林道分岐と大磯最奥民家

電柵あり

川原分岐(左) 廃道
「内田池」
 右側に波豆川の源流を見ながら徐々に勾配をあげていく。渓谷の岩石が色が黒ずんでいるのは流紋岩だろうか。この辺りの地層は有馬層群である。内田池が近づくと路面が舗装に変わり、一気登りとなる。最後の登りはこたえた。20年振りの内田池はススキの原と化し、明るく解放感のあるところになっていた。内田池に映る昼ヶ岳は昔のままだが、西方面の樹木が伐採され、麓の川原集落や奥山、遠くに峰ヶ畑、三田最高峰の三国ヶ嶽を望むことができた。波豆川バス停から3.8km 1時間20分、早めの昼食を摂る。標高490m。

昼ヶ岳分岐 稜線まで20分

波豆川源流 黒い岩石が目立つ

内田池が見えてきた

内田池下池

内田池上池

内田池と昼ヶ岳

内田池から川原集落と奥山・峰ヶ畑・三国ヶ嶽の展望
{昼ヶ岳」
 帰りは波豆川バス停まで引き返すのだが、折角の機会なので健脚3人で昼ヶ岳に登ることにする。標高差は100mである。上池、下池の間から昼ヶ岳への道が通じている。人工的な溝に沿って冬枯れの林を緩やかに登って行くと稜線に出て、僅か15分で山頂に到着する。ピークは立ち木に囲まれて展望はないが、縦走路南側が僅かに切り開かれ、大船山や遠く六甲山系を見ることが出来た。気が付けば立ち木の高いところにいくつものプレートが下がっていた。昼ヶ岳には3つのピークがあるが、ここは最も標高の高い北峰595mである。樹間に次のピークの反射板が見える。縦走路を南下する。激下りの上、落葉が降り積もり、立ち木がたよりである。70mほど下って鞍部に達するが、林道へ下る道がない。再び次のピークに登り返す。コブを一つ越えたところ550m付近に手製の分岐表示を発見する。歩かれた踏跡道のようで、谷筋をジグザグに下って行く。内田池をスタートして約40分で、仲間の待っている林道に合流した。昼ヶ岳へは内田池からピストンしたほうが楽で、早い。

昼ヶ岳への登り、湿原に溝状の流れ

昼ヶ岳山頂 北峰595m

昼ヶ岳南峰の反射板を見る

昼ヶ岳北峰からの展望 大磯の集落と遠景は六甲山系

昼ヶ岳北峰から大船山の展望
「大舟寺」
 元の道を波豆川バス停に下る。往路に気が付かなかった大磯薬師堂に立ち寄る。バス停から大舟寺(だいしゅうじ)に向かう。正面に寺山と広照寺山(こうしょうじやま)が見えてくるが、広照寺山の頂部はフラットに見えるが、波豆川公民館側から見ると、寺山と双耳峰のように見えてきれいである。大舟寺は黄檗宗の寺。およそ1200年前、百済の国から僧日羅がこの山で修行し大船山に舟寺というお寺を創建したと伝えられる。後に弘法大師がお堂を建て大舟寺と呼ばれるようになったという。明応8(1499)年現在地に移っている。大船山の大舟寺跡は「テラヤシキ」と呼ばれ山頂付近に残っている。境内には樹齢300年以上といわれるカヤの大木があり県指定天然記念物となっている。カヤの木は樹高20m、幹回は7.6mだが、四方に広がる枝の直径が25m以上と驚異的である。

波豆川から大舟寺と寺山・広照寺山(右)を望む

カヤの大木 県指定天然記念物

大舟寺山門

波豆川公民館と大船山
「寺山と広照寺山」
 大舟寺からバス通りに出て、波豆川口に向かう。振り返る大船山653mも素晴らしいが、寺山(492.4m)と広照寺山(450m)の景観がなかかいい。茅葺屋根の民家と相まって、まるで日本昔話に出てくるような日本の原風景がそこにある。紅葉のシーズンはもっと素晴らしい。こちら

寺山(左)と広照寺山 波豆川公民館から
「大坂峠越」
 波豆川口から大坂峠278m越えにかかる。標高差50mほどだが車道歩きは疲れる。峠には三田の民話に出てくる「泣き地蔵」、「水のみ地蔵」があるはずだが、見過ごしてしまった。車道脇の頭の欠けた地蔵さんは何だろうか?峠を少し下ったところに峠の茶屋がある。暖簾はかかっているが人の気配はない。左手(南側)には5つの溜池が並んでいるが、4つ目の溜池から脇道に入る。曲がり角には改修碑が立っている。

波豆川口から波豆川と波豆川集落を見る

大坂峠278m

大坂峠の地蔵

泣き地蔵(2016.3.12)

水のみ地蔵(2016.3.12)

峠の茶屋

大坂峠に5つの溜池が並ぶ

高平谷方面の展望
「木器」
 東の山麓から眼下に木器や高平谷の風景が広がる。南にシルエットの羽束山と天満神社の森、西に目を転ずれば、下槻瀬・上槻瀬の集落や高平ナナマツの森が広がる。ラクダのこぶのような形をした山は烏ヶ岳と行者山である。興福寺の山門前から木器天満神社へ下り、本日楽しみにしていた岡村酒造場に立ち寄る。三田にある酒造家2軒のうちの1軒。明治22年創業、銘柄は「千鳥正宗」。楽しみはいろいろな銘柄の試飲である。またドライバーのためには女将が赤米の甘酒をサービスしてくれるのがありがたい。帰りのバス時間まで十分な時間があり、時間調整にちょうどいい。所詮、お土産を買うことになるが。木器バス停までは歩いて10分。16:10発のバスには20分の余裕をもって到着。池にはまだ氷が残っていた。

木器天満神社の森と羽束山

高平上槻瀬ナナマツの森と烏ヶ岳・行者山(右鋭鋒)

興福寺山門

興福寺境内(2016.3.12)

木器天満神社

岡村酒造

店舗

試飲はご自由に

羽束川と羽束山

武庫川エコハイク本番は60名の参加者で行われました。こちらをクリック。

やまぼうし

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