UP 2016.3.14やまぼうし
丹波 早春の妖精を訪ねて追手神社と金山
◇日時:2016.3.7(月) 晴れ
◇集合:JR宝塚駅 8:20(または丹波大山駅9:35)
◇行先:篠山市、追手神社、金山(540m)
◇参加者:MNC 13人
行程:
宝塚駅0824→丹波大山駅(0931〜0940)→(タクシー\2240)→大山宮公民館前0950…(観察)…追手神社1035…追入神社1105…(登山)…金山1200…鬼の架橋(1203〜1245)…旧道広場1325…明治のトンネル1335…昭和のトンネル1350…鐘ヶ坂公園1357…展望所1410…(柏原川)・・・相生橋1455・・・柏原駅(1520〜1628)→宝塚駅1750
 歩行11km 地図はこちら
春の妖精を訪ねて丹波路へ。山野草の宝庫追手神社から金山(きんざん)に登る。2013年のアンコールに応えて2回目の企画だが一週間延期したため参加者は13人に減少。今朝の丹波篠山は昨夜の雨が上がったものの、霧が垂れこみ肌寒い。山野草は花開いているかな?少々心配なお天気である。
「丹波大山駅」
 福知山線丹波大山駅(無人駅)下車でトラブル。篠山口駅で乗り換えた福知山行きの列車はワンマンカーでしかもICOCAなどのカードが使えない。篠山口駅までの乗車証明をもらい、乗り越し区間だけ現金払いである。多くのメンバーがカードで乗車したため、この処理で列車は10分間も停車、ほかの乗客に迷惑をかけることになってしまった。篠山口以遠は必ず切符を買わなければならないことが分かった。予約した3台の5人乗りタクシーに分乗して、176号線を北上すること約6km、大山宮上の集落へ到着する。

ワンマンカー(運転・車掌・改札を一人で担当)

丹波大山駅は無人駅
「大山宮」
 176号線と平行する旧山陰道沿いの集落大山宮。街道に並ぶ民家の裏の土手に山野草が大切に保護されている。今から50年前、暮らしの中に当たり前にあった「アズマイチゲの群落」が大変貴重なものとわかり、天然記念物に指定された。その後、この地区はほかに貴重な山野草が自生していることもあり多くの愛好家が訪れるようになった。しかし心無い人々のためその数が減ってしまったため、地区の自治会と大山宮天然物保存会が手厚く保護、現在に至っている。観察路をつけたり、雑草を片づけたり、案内板を設置したりして来訪者を迎えてくれている。

大山宮公民館前タクシー下車地

観察路

観察風景

第2観察路の案内板

アズマイチゲ群生地
「追手神社」
 追手神社は大山宮地区50戸余りの氏子によって守られています。境内の樹齢700年を超えるモミの木は、平成元年に日本一であることがわかり平成6年に国の天然記念物に指定されました。地元では「千年モミ」と呼ばれています。また樹齢350年の夫婦イチョウやムクノキ、シラカシ、ケヤキなどの巨樹も見ごたえがあります。名の由来は、昔々鐘を盗んで逃げた神様を追いかけた神様に由来しているそうです。鐘ヶ坂という地名もあります。

追手神社の夫婦イチョウと千年モミ

追手神社拝殿

ユキワリイチゲの群生を観察
さて、どんな妖精に出会えたでしょうか。

<山野草自生地で>


セツブンソウの群生

ユキワリイチゲの群生

セツブンソウ(キンポウゲ科)

アズマイチゲ(キンポウゲ科)

セリバオウレン(キンポウゲ科)

キクザキイチゲ(キンポウゲ科)

ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)

<大山宮民家で>


ヒメリュウキンカ(キンポウゲ科)

フクジュソウ(キンポウゲ科)

フキノトウ(キク科)

クリスマスローズ(キンポウゲ科)

ネコヤナギ(ヤナギ科)

ミツマタ(ジンチョウゲ科) 金山で
妖精たちは、昨夜の雨と霧で、うつむき加減でした。このほかに、ニリンソウ、キバナノアマナ、ミヤマカタバミ、イチリンソウ、ヒロハノアマナ、ギンランなどがありますが開花は3月中旬〜4月のようです。
「追入神社」
 追手神社から旧山陰道を追入(おいれ)まで歩きます。追入は但馬・氷上方面と摂津を結ぶ重要な街道筋の宿場で、幕末には本陣と宿屋が二十軒もあり、明治以後も但馬牛を神戸に運ぶための牛宿としてにぎわったようです。今もその面影を残しています。「追入」という地名は、山地の奥まったところにちなむとも、修験者が笈を負って往来したからとも。

追手神社から追入神社へ旧山陰道

追入神社

金山登山口
「金山(きんざん)」
 追入神社に道中の安全を祈願して金山(きんざん)に登ります。金山は丹波攻略のために明智光秀が築いた金山城があったところで、本丸、二の丸、馬場跡が残っています。冬枯れの雑木林を登ること1km、約1時間で標高540mの頂上に到着しましたが、霧が低く垂れこめ全く展望がききません。天気が良ければ城跡から北摂・丹波・氷上の山々が一望、光秀も見たであろう八上城跡、黒井城跡を望むことができるはずでしたが残念。一段下の鬼の架け橋へ直行する。

崩れそうな石鳥居

登山道を登る

園林寺跡で休憩 あと300m

頂上直下の3分岐(鬼の架け橋、金山城址、鐘ヶ坂トンネル)

霧の金山城址(頂上)
 頂上直下に天下の奇岩、鬼の架け橋がある。丹波層群の混成岩からなる橋の間から、これから向かう鐘ヶ坂トンネルや柏原方面の山々が覗くはずがガスが吹きあげて何も見えず。風を避けて岩陰でお昼とする。昼食後は架け橋の岩を持ち上げる恰好をしたり、恐る恐る岩の上にのぼって万歳をしたり、記念撮影を楽しむ。

鬼の架け橋

童心に返ってはしゃぐシニア

全員集合

*金山は”かなやま”と呼ぶ書籍などありますが、市指定史跡案内板にある金山城のフリガナ”きんざんじょう”から”きんざん”を採用しています。

「鐘ヶ坂」
 柏原に向かってスギ、ヒノキの植林地を下る。最初に道を誤ったか道なき道を急降下したが、道標のある道に合流しほっとする。間伐材が転がる林だがきちんと整理されているところもある。ミツマタの群落地を通過する。まだほとんどがつぼみだが黄色い花をつけているのもちらほら。鐘ヶ坂の明治の旧道に下りてきた。ここは丹波市と篠山市の境界の峠で、明治、昭和、平成と3本のトンネルがある。旧道を上り、明治の鐘ヶ坂隧道を見学する。明治16年(1883年)に完成した長さ268mのトンネルは28万枚の煉瓦づくりで、入口には太政大臣三条実美の揮毫になる「鑿山化居」(さくざんかきょ)の石造扁額が掲げられている。土木遺産に選定されている。サザンカやツバキの咲く並木を下っていくと、昭和のトンネルがある。長さ455m、まだ現役の姿をとどめており、もったいない感じがするが、急カーブと、冬季凍結危険のため付け替えられたようである。下を見れば車の行き交う平成のトンネルがある。

スギ・ヒノキ林を下る

ミツマタ群生地

明治の旧道へ下山

明治のトンネル(近代土木遺産)(マウスで拡大)

昭和のトンネル

平成のトンネル
「柏原へ」
 昭和のトンネルから花見の名所鐘ヶ坂公園に下りてきた。ここから先は柏原出身のSさんの案内に従う。霧が晴れ、旧176号線沿いの展望所から金山の鬼の架橋を望むことができた。旧176号線が平成の176号線と交わるところに公衆トイレがあり救われる。しばらく176号線を歩き、上新電気の物流倉庫の先で地道に下る。桜堤の柏原川左岸を歩き相生橋から福知山線沿いに進むと柏原駅である。列車の時間まで1時間以上ある。城下町柏原の見学もできるが、花よりだんご、反省会の方がいい。駅に隣接して恰好のレストランがある。男性陣はビールセット、女性陣はケーキセットで乾杯、本日の疲れを癒す。お土産は黒豆入りの丹波ロール。

花見の名所鐘ヶ坂公園

鬼の架橋展望所(マウスで展望)

柏原川の桜堤を歩く

柏原駅

反省会(レストラン山の駅で)
「幻の丹波ロール」
 柏原からの列車は篠山口駅で乗換え、丹波路快速に乗り込む。オッと、網棚に丹波ロールを忘れた。慌ててまだ停車中の列車に戻り網棚を探したがない!女性車掌に言っても、もう出発時間だから下りてくださいとつれない返事。列車は福知山へ。後刻、福知山駅で預かってますの電話も生ものなので処分依頼。しかし、網棚になかったものが何故あったのかいまだに疑問は晴れず。恨めしや丹波ロール。(了)

トップ表紙へ戻る

inserted by FC2 system