UP 2018.4.18やまぼうし
京都 雙ヶ岡(ならびがおか)
JR花園駅〜三の丘〜二の丘〜一の丘〜仁和寺
 ■日時:2018.4.13(金) 晴
 ■場所:京都 雙ヶ岡(115.8m) 2.5万地形図 京都西北部
 ■同行:シニア自然大学校環境科 26名
京都市右京区、仁和寺の南に三つの丘が南北に並んでいる。雙ケ岡(双ケ丘)(ならびがおか)で、南から三の丘78m、二の丘102m、一の丘で一番北の一の丘には三等三角点「御室」115.8mが設置されている。丘には古墳が多数集まっており、一の丘には支族の首長のものと思われる大円墳(一号古墳)がある。中世には、天皇の遊猟地であり、高位貴族の山荘地でもあった。戦後には仁和寺が山域を所有し、おかげで開発を免れ、今も緑陰の森となっていて近所の方の散歩道である。
ルート:
JR花園駅9:50〜登山口10:00〜三の丘10:06〜二の丘10:18〜一の丘(10:33〜10:53)〜下山10:58〜嵐電御室駅11:05〜仁和寺11:10 …妙心寺…JR花園駅
Route Map

JR花園駅から雙ヶ岡(双ヶ岡)を見る
「三の丘」
 JR花園駅を降りて、仁和寺を訪れるのに雙ケ岡(双ケ丘)(ならびがおか)を越えていくことにした。駅のホームからは二つの丸い丘が望まれるが一番北の丘は隠れて見えない。登山口というほどでもないが、取付きはいきなりの階段である。自然林の中を5分も登ると三の丘78mである。スギ、ヒノキに囲まれて展望はない。案内板によれば、この周辺には群衆墳、すなわち小規模な古墳が一定の墓域に次々と築造されて群を為しているという。古墳規模や構造、その数からみて支配階級のものではないようである。

三の丘への登り

三の丘78m
「二の丘」
二の丘の頂もスギ、ヒノキに囲まれて展望はないが、少し下ったところに切り開きがあり、比叡山や大文字山を見ることができた。とおみの広場というらしい。一度下ったところは峠の十字路となっていて宇多野と妙心寺方面を結んでいる。登り返すと一の丘である。

二の丘102m

比叡山の展望
「一の丘」
三角点のある一の丘は展望広場となっている。南を眺めれば淀川をはさんで生駒、小塩山など西山が、西北に愛宕山、北に衣笠山を背景に和寺・竜安寺が望まれる。一方で支族の首長と思われる大円墳(一号古墳)がある。しばし、展望を楽しんでから下山にかかる。一直線の急階段で麓に下りる。ウワミズ桜発見。道端にオドリコソウが咲いていた。

一の丘

三角点「御室」115.8m

オドリコソウ

大阪方面の展望

愛宕山

仁和寺
「仁和寺」
嵐電御室駅の踏切を渡って仁和寺へ。仁和寺は仁和4年(8888年)宇多天皇創建の真言宗御室派総本山の寺院。本尊は阿弥陀如来で「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。御室の桜で有名だが、すでに葉桜となっていたため入山料は無料。庭園は有料。境内を散策して、妙心寺を経て花園駅に戻った。

嵐電御室駅

仁和寺山門

御室の葉桜

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