UP 2018.5.26 やまぼうし
新緑の赤目四十八滝を歩く
赤目滝口駅~赤目48滝~出合茶屋~小笹峠~落合バス停
 ◇ 日時:2018年(平成30年)5月21日(月)、天気 晴
 ◇ 集合:8:00 近鉄難波駅
 ◇ 行先:赤目四十八滝
     三重県名張市

       歩行8㎞ 標高差320m 健脚向き
 ◇ 参加者:MNC山歩会 13名(男10、女3)

コースタイム:
近鉄難波駅8:12→(近鉄)→赤目口駅9:22(バス10:00)→(三交バス)→赤目滝10:10・・・滝入口10:20・・・日本サンショウウオセンタ・・・(滝めぐり)・・・巌窟滝(12:05昼食12:30)・・・出合茶屋(12:48~12:53)・・・小笹峠・・・落合14:05(バス14:29)→(三交バス)→名張駅15:03・・・(反省会)・・・名張駅15:40→鶴橋駅16:45
行程図(GPS)  観光案内図 歩行約8km

本文
 早朝集合・遠距離が影響したのか、男性10名・女性3名の総勢13名の参加者であった。近鉄難波駅から近鉄電車で約1時間10分、赤目滝口駅下車。バス待ちの間、駅前周辺を歩くが、観光地なのにほとんど人はいない。三重交通バス10分で赤目滝到着。滝入口までのお土産屋さん通りも閑古鳥。入山料¥400を払って日本サンショウウオセンターに入る。ここを通らなければ滝に行けない仕組みになっている。

三重交通バス(赤目口駅)10:00

赤目四十八滝入口
日本サンショウウオセンター前にて準備体操。当センターで、各種(大・小・年齢)サンショウウオを鑑賞する。

日本サンショウウオセンター

オオサンショウウオ
 その後、赤目48滝の滝道(標高300m)に進入。樹陰並びに清川上流の清流による自然のクーラー効果で清々しい。行者滝・赤目牛(注)・不動滝を見ながら進む。(注)役行者である役の小角が修行を行っている際、不動明王が牛に乗って現れ、その牛の眼が赤かった事から赤目48滝の名の由来とある。

赤目滝スタート10:32

行者滝

赤目牛

不動滝を見る

不動滝(橋上から)10:44

集合写真(千手茶屋前で)
その後、千手滝・布曳滝・陰陽滝と続きます。滝の名前と形状がぴったりな滝もあれば、「?」→「なるほど」と、命名者の苦労が偲ばれる滝もあります。滝道は、所々起伏に富んでおり、また、晴天にもかかわらず、岩の表面が濡れている箇所がある為、各自慎重に進みました。

千手(せんじゅ)滝11:00

布曳(ぬのびき)滝11:05
 途中、百畳岩を過ぎ、七色岩(あかぎ、うめもどき、松、桜、つつじ、かえで、が自生)を見て進むと、滝道に水滴が頭上から落ちて来て、一同声を上げ、上を見上げると、雨降り滝があった。その後、美しい荷担滝を見て、雛壇滝、琵琶滝、巌窟滝に到達し、ようやく昼食をとる。

柱状節理の岩壁を登る

清流を渡る

百畳岩11:25

荷担(にない)滝11:45

琵琶滝11:53
巌窟滝が最後の滝で、これから先出合茶屋まではスギ・ヒノキ林の中を歩く。渓谷の様相はなくなり流れは緩やかになる。出合茶屋(530m)は舗装道路に沿ってあり、嘗てはバスが走っていたが現在は路線が廃止されている。滝を折り返す人が多く、利用者が少ないためだろう。茶屋は閉鎖しているが、トイレやベンチは利用できる。

巌窟(がんくつ)滝(昼食12:03~12:28)

上流はスギヒノキ林、緩やかな流れ

出合茶屋12:48
 落合まで3kmの道標がある。車道を進み途中から山越えの舗装林道に入る。ひとつの峠(小笹峠)を越えると地道に変わり再び峠越えとなる。GPSは624mを示し、本日の最高ポイントである。スギ・ヒノキ林の中の道はハイキングコースとして整備され、ところどころに道標はあるが展望は全くない。中間地点には廃屋があった。滑落したら助からないような谷を越える。倒木(伐採木)が谷を埋める道を曲折しながら下っていくが、帰りのバスの時間を気にしながらの急ぎ足である。目標の14:00に落合バス停(336m)についた。

林道に入る12:57

険しい山越えの道13:45

倒木の谷を下る
14:29落合バス停発の名張行きに乗車。青蓮寺(しょうれんじ)川沿いの奇岩・渓谷美を楽しみながら、名張駅に到着。(15:00)駅にて解散、その後、男性8名は駅前飲食店で、美味しいビールで乾杯。名張発の時刻に合わせ、40分ほどで解散、家路についた。

落合に下山14:05

落合バス停

香落渓(かおちだに)
-登山道の出会い-

ミズ

キセキレイ

オオルリ♂

オオルリ♀
数十年前に歩いた記憶では、赤目四十滝は観光コースで、誰でも簡単に歩けると思っていたが今回は違った。標高差200m、滝道の急階段の上り下りが足腰にこたえ、皆さんについていくのがやっとのことであった。メンバーの一人が平均年齢79歳のグループを案内することになっているというが、どこまで行けることだろう。
水澄て 河鹿迎える 赤目道     幸生
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