UP 2018.6.3やまぼうし
但馬 新緑の林道瀞川・氷ノ山線自然観察ウォーク
養父IC〜あゆの里〜横行林道〜瀞川・氷ノ山林道〜鵜縄林道〜八鹿氷ノ山IC
 ■日時:2018.5.29(火) 曇り一時雨
 ■場所:養父市・宍粟市 林道瀞川・氷ノ山線
 ■主催:兵庫県治山林道協会
 ■参加者:36名+スタッフ
ルート:
県庁前8:01→養父IC9:52→あゆの里(10:05〜10:22)→横行林道10:34→ぶなのしずく(10:42〜10:55)→横行渓谷(11:01〜歩行〜11:36)→横行林道終点11:50→(瀞川・氷ノ山林道)→ブナの観察駅(12:07〜歩行〜12:28)→大段ヶ平(12:44〜昼〜13:30)→巨木の谷歩き(13:35〜歩行〜14:41)→鵜縄林道終点14:54→(鵜縄林道)→小路頃(15:13〜15:20)→道の駅但馬蔵(15:42〜15:52)→道の駅まほろば(16:07〜16:45)→三宮18:10
Route Map (GPS)、案内図(治山林道協会)
兵庫県治山林道協会主催の林道瀞川・氷ノ山線自然観察ウォークに参加する。森林・林業の大切さや林道の役割について理解してもらうための企画で春・秋2回行われる。林道瀞川・氷ノ山線はR29波賀町戸倉とR9村岡町村岡を結ぶ全長45.5kmの広域基幹林道。兵庫県が22年の歳月と約10億円の費用ををかけて昭和63年に全線開通した。今回はそのうちの横行林道と鵜縄林道を合わせた氷ノ山ルートの一部を自然観察しながら歩く。
「往路」
 梅雨入り間近。お天気が心配の空模様だが、県庁南の土地改良会館前に集合したのは10倍の競争率で当選した36名(4名キャンセル)。大型バス1台に県治山林道協会M理事長、県治山課M副課長に自然観察ガイドK氏、S氏が同乗する。新神戸トンネル、阪神北神戸線、六甲北有料道路、中国道、舞鶴道(にしきSA休憩)、近畿自動車道を経由して養父ICで降りる。県道6号線を西へ進みあゆの里でマイクロバス2台に分乗する。ここで県治山林道協会但馬事務所と朝来農林振興事務所員の出迎えを受ける。事務所長さんの歓迎ご挨拶があり、養父市観光協会のスタッフが養父市のPRをする。所員数名と観光協会のスタッフ2名が一行に加わる。バス2台に、先導車と伴走車3台が同行する。まるで大名行列のようである。

養父 あゆの里

あゆの里で但馬事務所員の歓迎
 「横行渓谷」
 県道48号線を走り、天滝への道を右に見送り、中間地区から横行(よこいく)林道に入る。大屋川の渓谷沿いの道はウツギの花が真っ盛り。マタタビも目立つ。ウツギ街道といったところである。渓谷を遡ることしばらくで銘水「ぶなのしずく」(標高400m)に到着、10分ほど休憩する。一応、生では飲まないよう注意書きがあるが、甘くておいしい水だ。ペットボトルに詰め込む人もあった。銘水脇の白い房状の花をつけた高木はオオバアサガラ(エゴコキ科)という。鹿も食べないので、こんなに大きくなるとのこと。再び乗車して標高540m地点で下車、横行渓谷を歩く。目立つ白い花はコガクウツギ。スギ林の林縁に多いという。オオルリのさえずりが渓谷にこだまする。ガイド氏が林道わきの樹木を説明する。数年に一度しか花を咲かせないというユクノキが花芽をつけている。谷筋の巨木はトチノキ。断崖には火山岩の節理が続く。歩行約30分、平家ヶ城跡休憩所(標高600m)で乗車する。

ぶなのしずく下車

兵庫銘水 ぶなのしずく

林道の植物(ユクノキ)を案内するガイド氏

トチの巨木

発達した火山岩の節理 

平家ヶ城跡休息所
横行林道で出会った白い花

ウツギ

マタタビ

オオバアサガラ

コガクウツギ

タニウツギ

ヤブデマリ

フタリシズカ

ヤマボウシ
「ブナ観察駅」
 林道は舗装とダートを繰り返す。標高800mを越えてくると、ピンクのタニウツギの街道となる。標高1030m付近で横行林道は終わり、林道瀞川・氷ノ山線の氷ノ山ルートに合流する。戸倉方面に向かって標高をあげていく。所々で南方向が開け、遠くの山並みが霞んで見える。最高地点標高1260mから徐々に下り、但馬・播磨の国境を越えてブナ観察駅(1160m)で下車する。林道にはこのように駅と称する休憩所が随所にある。

目の前にブナの巨木があり、すこし下った所には林道に整列するように4本のブナがあった。額縁ブナというそうで、これを背景に全員の集合写真を撮影する。林床にネガマリタケが多く皆さんタケノコとりが始まる。しかし、伸び切ったものが多く、食べられそうなものを探すのが大変である。すでに頭の先を切られたものも多い。林道で出会う車はおそらくネガマリタケ採りが目的だろう。20分ほどブナ林の中を歩き、先行待機していた車に乗り、もとの林道を引き返す。

瀞川・氷ノ山林道を行く 1250m付近

ブナ観察駅

ブナを仰ぎ見る

額縁ブナ前で一行(治山林道協会ページより)

ネガマリタケ

ブナ観察駅折り返し点で
「大段ヶ平」
 大段ケ平(おおだんがなる)(標高1100m)に到着。氷ノ山を正面に見る広大な広場だ。東屋とバイオトイレがある。ここで遅い昼食をとる。配給されたのは巻きずしだ。伴走車に積んで持ってきたものだろう。小雨がぱらつきだしたのでバス内で食べることにする。昼食後広場を散歩する。ここは氷ノ山1510mへの登山基地で山頂まで2.8kmの案内板がある。なだらかな山で、山頂は見えないが東尾根の避難小屋がそれとわかる。北に目をやれば鉢伏山1222m、北東には妙見山1139mが霞む。職員の方がドローンを飛ばしている。手元の画面には上空から見た大段ヶ平が写っている。

大段ヶ平の広場

ドローンを飛ばす

氷ノ山登山口 山頂へ2.8km

大段ヶ平から氷ノ山を望む

大段ヶ平から鉢伏山を望む
「巨木の谷駅」
 昼食後は大段ヶ平から巨木の谷駅まで、舗装の瀞川・氷ノ山林道を観察ウォーキングする。時折小雨がぱらつくが傘をさすほどではない。右斜面は満開のタニウツギが続く。 左谷側はウリハダカエデ、ミズキ、ナナカマド、ミズメ、サワグルミ、サワフタギ、トチノキなどの樹木が並ぶ。写真を撮ったものの名前を思い出せないものもある。大木に絡んでいるのはツルアジサイ、イワガラミだ。歩行1時間余り、巨木の谷駅を過ぎたあたりで、待機していたバスに乗り込む。

氷ノ山を正面に見て

林道観察ウォーキング

巨木の谷駅
瀞川・氷ノ山林道で出会った樹木

タニウツギ

ヤナギ

ミズキ

ナナカマド

ツリバナ

オオツルウメモドキ

トチ

ウリハダカエデ

ツルアジサイ

イワガラミ

サワフタギ

トチの巨木

観察を終えてバスに乗り込む

お土産
「帰路」
 瀞川・氷ノ山林道と分かれ、鵜縄林道を下っていく。車中から、下枝を払い、間伐された見事なスギ林を見る。鵜縄林道を散策の予定であったが、時間の関係でパスする。鉢伏高原からのR87号線に合流、関宮で国道9号線に乗る。豊岡自動車道八鹿・氷ノ山IC手前の道の駅但馬蔵で大型バスに乗り換える。先導、案内していただいた但馬の方々とお別れする。お土産にミズメの葉のラミネートをいただく。このあと、道の駅まほろばで休憩、お土産を買って神戸に向かう。予定より30分遅れで三宮に到着する。但馬高原のタニウツギや白い花、トチやブナの巨木が印象に残った林道ウォーキングだった。お世話いただいた治山林道協会並びに但馬の皆さんありがとうございました。(治山林道協会のページはこちら
手杓子で受くる湧水谷うつぎ     ハナミズキ

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