更新2019.5.12/2018.11.5 やまぼうし
干支の山 宝塚 猪ノ倉山
■日時:2018.11.3()
■山名:猪ノ倉山360m
■場所:宝塚市 2.5木津
■同行:ハナミズキ

ルートタイム

上佐曽利11:00・・・(車)・・・猪ノ倉山登山口11:15→分岐11:42→猪ノ倉山ピーク分岐11:47→山頂ベンチ(11:49〜12:03)
→展望P(12:07〜12:13)→下山口12:30→登山口戻る12:38

Route Mapはここ

宝塚西谷地区の里山猪ノ倉山に登る。宝塚自然の家を基点にトレッキングコースが整備されていて手軽に登れる。途中には宝塚の奥座敷西谷を一望するポイントがある。2019年(平成31年)の干支は亥なので、干支の山として賑わいそうである。

猪ノ倉山360m

「猪ノ倉山」
 宝塚西谷地区、宝塚自然の家の裏にそびえる猪ノ倉山360mは名もない里山であったが10年以上前に遊歩道が整備され、2016年までは里山祭りを行うなど宝塚自然の家から容易にハイキングできるようになった。しかし、自然の家の閉鎖とともに訪れる人もいなくなり、元のヤブ山に還ろうとしている。宝塚ダリア園からの帰り、13年ぶりに登ってみた。
 佐曽利から県道68号線に出て千苅ダム方向に走り、宝塚自然の家の手前の法泉寺で右折して市道1503号に入る。この道は猪ノ倉峠を越えて三田木器に向かうが、舗装もすぐにがたがたの地道となる。えぐれた轍にはまると車体の腹をこすり、道に張り出した小枝が当たりそうなところもある。小峠を越えると舗装のところもあるが、猪ノ倉峠手前で藪と化し4輪は通行できない*。5分ほど走ったところで登山口の道標を見つける。山頂まで920mとあるが猪ノ倉山とは書いてない。反対側には少年自然の家まで300mの道標もある。現在は宝塚自然の家に改称されているから10年以上前に立てられたものである。ここは車が転回できそうである。
*軽四程度の車通行可能(藪を伐採、三田側の道路が簡易舗装された)(2019.5.11現在)

市道1503号と猪ノ倉山登山口

登山口(山頂まで920mの表示)
 標高は230m、身支度を整えて登山道に入る。道はしっかりしているが、ヤブである。しかし、しばらくで丸太階段も現れた。入口付近だけが草茫々の状態であった。まずまず快適な道であり所々にベンチもおかれている。木の幹には猪ノ倉山トレッキングコースを示す手製のプレートがかけられている。造られた遊歩道なので枝道もなく迷うことはない。330m付近で東の谷からの登山道が合流してきた。市道まで600mの表示があるからそちらから登った方が早そうである。

丸太階段の道

所々にベンチがある

東の谷から道が合流
 30分ほどでピーク(360m)に達する。北へ延びる踏跡道は波豆川三角点389.2mに至る。平坦な道は南に向きを変える。ベンチが並ぶところに出てきたがここから下りである。何処が頂上か表示がない。奥の小広場の松の木にテープが巻いてあるからここを頂上と決めてしばらく休憩する。立木に囲まれてほとんど展望はないが、樹間に羽束山や烏ヶ岳を覗くことができた。冬枯れで葉が落ちればもう少し展望が開けるだろう。

波豆川三角点へ至る道

猪ノ倉山山頂と思われる小広場

羽束山・宰相ヶ岳

烏ヶ岳・行者山
「ビューポイント」
 山頂がどこかわからないまま下山にかかる。台風被害でソヨゴが根こそぎ倒れて道を塞ぐところもある。5分ほど下ったところで急に展望が開けた。立木を伐採してビューポイントとしたようである。宝塚の奥座敷西谷を眼下に遠方の山々が見える。確認した山々は北東から南へ三草山、鴻応山、妙見山、五月山連山、中山連山、大峰山、六甲最高峰。西谷周辺では、城山、古宝山、天狗松、布見竜王山、布見ヶ岳、大岩岳、千苅貯水池を挟んで向山が展望する。ここにベンチを置いたらいいと思ったが、かなり急峻な道である。しばし展望を楽しむ。

北北東〜東

南東

南南東

「下山」
 頂上から30分足らずで市道に下りてきた。下山口の道標には山頂まで800mと書いてある。少年自然の家までの道標もあり、自然の家を含めての遊歩道となっているようだ。降りた地点は立派な舗装道路であった。車道?を登山口へ戻る。小峠を越えたところが登山口であり、もう少し車を進めれば舗装道路となっていたのである。

倒木が登山道を塞ぐ

巨岩に立つ松の木

下山口

舗装道路を登山口へ歩く

登山口に戻る
休憩を含めて1時間余り、周遊1770mの登山では物足りないが、自然の家を基点に歩けば手頃なトレッキングコースである。来年2019年の干支は亥、干支の山として賑わうのではないだろうか。願わくは、倒木などを処理して、頂上標識を整備してほしいところである。
<登山道の出会い>

アキノキリンソウ

コウヤボウキ

ミヤマガマズミ

ヒヨドリバナ

サルトリイバラ

ソヨゴ

イヌコウジュ

ツルリンドウ

ツルリンドウ(実)

アキノタムラソウ

関連ページ:2005.5.3 宝塚少年自然の家周辺を歩く 
     2019.1.14干支の山 新春の猪ノ倉山
やまぼうし

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