2019.2.11 やまぼうし
北摂 虚空蔵山から立杭陶の郷へ
■日時:2019.2.2()
■山名:虚空蔵山596m
■場所:三田市 2.5三田
■同行:武庫川エコハイクスタッフ9名

ルートタイム

JR藍本駅9:22〜酒滴神社9:43〜中ノ池10:04〜(高速ガード)〜表参道登山口10:14〜石舟10:21〜虚空蔵堂(10:49〜10:59)〜役行者像11:07〜陶の郷自然歩道11:35〜丹波岩(11:50〜昼食〜12:20)
〜虚空蔵山山頂(12:25〜12:45)〜陶の郷自然歩道下る〜陶の郷分岐13:20〜バンガロー13:48〜陶の郷広場14:05〜陶の郷バス停14:12・・・JR相野駅14:22

Route Mapはここ

虚空蔵山は福知山線沿線ではポピュラーな山で表参道、裏参道、酒滴岩、立杭陶の郷、北尾根コースなどがある。今回は武庫川エコハイクの下見として表参道から登り、立杭陶の郷コースを下った。朝は冷え込んだものの日中は穏やかな天気に恵まれ快適なハイキングを楽しんだ。立杭の里窯元巡りは本番終了後としよう。

「表参道」
 藍本駅に集合したのは武庫川エコハイクスタッフ9名。ほかに西宮明昭山の会の人たち25名であった。こちらの方は健脚揃いか酒滴岩コースを登り虚空蔵山北尾根を行くとのこと。武庫川エコハイクも嘗ては酒滴岩を登ったが、スタッフの高齢化で今日はポピュラーな表参道を選ぶ。ただし、下りは立杭陶の郷ということでこちらは初めてである。例によって酒滴神社にお参りする。線路を挟んで田んぼの真ん中に石鳥居があり、そこからまっすぐに参道の跡が酒滴神社に続いている。この鳥居は県下最古のもので県指定重文である。道脇に巨岩が転がっている。何の説明もないが虚空蔵山の裏側の大川瀬から飛来したといわれ、また住吉神社と酒滴神社が喧嘩して住吉神社が投げた石とのいわれもある。その後大川瀬との往来が絶えていると言われる。酒滴神社はヘビの神様、住吉神社はカエルの神様。踏切わきに小さな道標は、よく見ると元禄という文字が見えるがこれは西国33所巡礼の道標で三田市で最古のものと言われる。

藍本駅

酒滴神社

酒滴神社の石鳥居(県重文)

大川瀬から飛来した?転石

元禄道標
虚空蔵山登山口の道標に従って舗装の道をまっすぐ進む。正面に見えるピラミダルの山は虚空蔵山ではない。中ノ池の堰堤の向こうが本山である。途中の2本の倒木は今年の干支猪にそっくり。偶然のなせる業か誰かがデザインしたのか面白い。中ノ池を回り込んで舞鶴若桜道のガードをくぐる。この一角は真っ白に霜が降りて残雪も残っている。ガードをくぐってすぐに表参道登山口の標識がある。虚空蔵堂まで1000mだから山頂までは1800mだ。

表参道への道

倒木の造形 イノシシ?

虚空蔵山本峰 手前中ノ池

中ノ池 向こうは岩辻山

舞鶴若狭自動車道のガードをくぐる

表参道登山口、虚空蔵堂まで1000m
しばらくは舗装道路だが、地道に変わる。石舟(霊水)の案内板があり、ここで手を清めよとある。やがて露岩の道となる。ごろごろするようなものではないので安定しているが苔むしていて滑りやすいので注意だ。のぼりがきつくなり、手すり代わりのロープを伝っていくと灯篭のある参道入口である。正面の石段の上、樹間に黄金色の虚空蔵堂が覗く。やがて右からの裏参道が合流し、石段を登ると虚空蔵堂(寺)である。標高375m。


石舟:ここで手を清める

苔むす参道


直下の厳しい登り

灯篭が見えてきた

虚空蔵堂へ石段を登る、右から裏参道合流
「虚空蔵堂」
 虚空蔵堂は知恵の守り仏とし知られる虚空蔵菩薩を祀る。日本三代虚空蔵の一つと言われる(山形の村山虚空蔵院、京都嵯峨野法輪寺)。聖徳太子が伽藍(がらん)を建てられたと伝えられる。戦国時代の天正7(1579)年明智光秀の丹波攻めの際に兵火に会い、伽藍を焼失した。その後再建されたが残念ながら往時の面影を残すものはわずかである。近隣の村々では、かって13 歳になった女の子は、十三参りといって必ずこの虚空蔵寺に参って守り札を受けなければ、嫁入りできないといわれ、現在でも4月13日の法会には多くの人々が参詣するという。境内には鯱(しゃちほこ)瓦がおいてあるが、国宝彦根城の天守閣と同じもので慶長8年のものと推定される。

虚空蔵堂

鯱(シャチホコ)瓦

役行者像
「虚空蔵山山頂へ」
 小休止して山頂へ向かう。明昭山の会の人たちが追い付いてきた。いきなりの急登で尾根に達すると、役行者像が待っていた。標高430m、登山道に雪が現れた。緩やかな尾根歩きが終わると再び急登が始まる。石がごろついて歩きにくい。今日一番しんどいところであるが辛抱辛抱。登るにつれ展望も広がってきた。樹間を通して、東、南、西方向の山々が見えるが息が上がって同定の余裕がない。ゼイゼイハアハアいいながら主尾根の陶の郷自然歩道に到達した。道標には山頂までは0.3kmとあるが。0.5kmと上書きしてある。藍本まで2.1kmと書いてあるが、虚空蔵堂手前の近畿自然歩道の道標には2.5kmとあったから勘定が合わない。陶の郷まで0.8kmも怪しいものだ(実際は1.3kmあった)。近畿自然歩道の道標と陶の郷自然歩道の道標の距離は合わない。

役行者を過ぎると緩やかな尾根道

陶の郷自然歩道への急登

陶の郷自然歩道へ合流
とにかくGPSで0.4kmで頂上直下の板状節理の発達した丹波岩に到着した。展望絶佳、西宮明昭の山の会の人たちとともに昼食を摂る。山座同定できた山は、海見山、岩辻山、大こぶ岳、母子愛宕山、三国岳、弥十郎ケ岳、多紀連山、奥山、三国ヶ嶽、大野山、峰ケ畑、西鎌倉山、焼山、須磨田三山(遠城寺山、茗荷谷山、天神岳)、黒谷山、穴口山、火燈山、千丈寺山、大船山、烏ヶ岳、羽束山、有馬富士、城ヶ岡、大峰山、六甲山、御嶽(清水寺)、西光寺山、千ヶ峰など。東方山上に住宅団地ように見えたのは雪で白くなったゴルフ場であった。

丹波岩

虚空蔵山頂上596m

丹波岩からの東南方向の展望
「陶の郷自然歩道」
 展望を楽しんだ後、立杭陶の郷に向かって下山する。登ってきた虚空蔵堂・藍本駅の分岐を通り過ぎて、陶の郷自然歩道を直進していく。関電の巡視路を兼ねているのかプラスチック階段の急降下である。途中に立杭の里を見渡せるベンチがあるが、こちらから登るのは大変だ。鞍部に降りてきた。直進は関電鉄塔に沿って三本峠に降りる道だが、立杭は右手に下っていく。傾斜も緩み、林の中のジグザグ道に変わる。日が当たらないのか路傍に雪が残る。ミヤマシキミの花を見つけた。大きなヒノキ林に入る。間伐した木が土止めとして整然と積まれていて気持ちいい。あとで知ったが、このあたり彩の森というようだ。

陶の郷自然歩道(プラスチック階段)を下る

陶の郷分岐 右へ

陶の郷への下り

ヒノキ林(彩の森)

バンガロー
 何棟かのバンガローが見えてきた。炊事場やトイレもあるが使われてはいないようだ。陶の郷の建物が見え、屋根越しに上山と和田寺山が迫っている。この山の麓を流れる四斗谷川に沿って立杭窯元が並んでいる。右に分岐する道があるが、昔に虚空蔵山へ登った道のようだ。大きな建物が何棟かある広場に降りてきた。ここが陶の郷である。陶芸美術館や立杭窯元巡りをしてみたいが、丁度相野駅行きのバスが出る。1時間に1本だが、武庫川エコハイクの本番の後で回ることにして今日はバスに乗車する。相野駅までは10分あまりだが歩けば6kmである。

立杭・陶の郷(上山(左)と和田寺山)

陶の郷広場から虚空蔵山を仰ぐ

陶の郷バス停
立杭窯元めぐりの案内はこちらをご覧ください。
やまぼうし

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