up 2019.12.2やまぼうし
高丸山から有馬落葉山
(太陽と緑の道)
五社〜高丸山〜落葉山〜有馬温泉
日時:2019.11.10(日) 晴
行先:高丸山(508.5m)、落葉山(533.0m)
    同西峰(514m)、同北西峰(526m)
同行:武庫川エコハイクスタッフ(8名)
12月14日に行われる武庫川エコハイクの下見記録である。神鉄五社駅から滝谷川ルートで高丸山へ登り、有馬街道へ下る。さらに太陽と緑の道を落葉山へ登り、有馬温泉に下る。快晴の天気のもと、高丸山から六甲、丹波、北摂、播磨の山々の展望を楽しむことができた。
高丸山
高丸山(落葉山北西峰展望台から)
行程:
五社駅 1000→五社温泉1015→五社八幡1030→湯谷川公園登山口1045→展望岩1120→高丸山(1150〜昼〜1225)→鉄塔1250→有馬街道1315→宥和荘前1330→落葉山西峰1435→落葉山北西峰1455→落葉山三角点1515→妙見寺1520→有馬温泉バス停1545
Route Map:地形図  太陽と緑の道案内図

「五社温泉」
 神鉄五社駅に集合したのは武庫川エコハイクスタッフ8人。まずは五社温泉を探す。五社ICの近くということで、高丸山とは反対方向へ歩いていく。わからない。近くを歩いている人、民家のおばさんに聞いても知らないという。車道に出て、五社ICを過ぎて有馬口駅方向に進むと川の右岸の崖が赤茶になっているところがあり、これが温泉であることがわかった。熱泉か冷泉かわからないが、5mぐらいの高さから湯が沸き出ているのがわかる。この湯を使った温泉場があったのだろうか?
五社温泉
五社ICの下、有野川に流れ落ちる五社温泉
五社泉源
泉源
「高丸山」
 五社駅へ戻り、高丸山へ向かう。駐輪場やバス転回場を過ぎると左手の下に五社八幡神社を見る。やがて有野台住宅地に入るが山すそを進むと滝谷川公園がある。ここが高丸山への登山口であるが、なんの案内表示がないのでどこから取り付くのかわからない。道路脇の土手を上がっていく踏跡が登山口(標高285m)で、雑木林を少し登るとしっかりした道になった。
雨が降ったら水路となるような道が急登する。結構厳しく、ところどころ補助ロープがかかっている。まだ時間が早いのにもう下りてくる高齢夫婦に出会う。地元の方で、ヒヨコ登山会という毎日登山のメンバーであるという。高丸山山頂には記帳ボックスがあった。やっと傾斜が緩み、あたりが開けてきた。展望岩(標高410m)に到着する。360度の展望に疲れも吹っ飛ぶ。六甲の山並みを背景に、東播磨、丹波、北摂の山々が一望である。
湯谷川公園
取付は滝谷川公園
高丸山登山道
登山道
展望岩
展望岩(410m)から東播磨、丹波、北摂の山々を望む。手前は有野台、藤原台住宅地
 しばし展望を楽しみ、紅葉の始まった明るい稜線を歩く。目前に高丸山が見える。樹林帯に入り展望がさえぎられる。右手から合流してきた道は、五社駅近くから直登するもう一つの登山道で、アップダウンが激しい。ちょうど老夫婦と娘さんが下から上ってきた。老婦人がリーダーシップをとっているようで、これから有馬温泉まで歩くという。高齢になっても親子で山歩きできるのは素晴らしく、うらやましくもある。三等三角点の高丸山山頂(508m)は小広場になっている。360度の展望とはいかないが、六甲逢ヶ山722mから北六甲神鉄沿線の住宅地が展望する。眼下は唐櫃台、山裾に白く光って伸びている道路は阪神高速7号北神戸線である。
高丸山山頂
高丸山山頂
高丸山から逢ヶ山・神鉄沿線の展望
高丸山から逢ヶ山・神鉄沿線の展望
「有馬街道へ」
 高丸山で昼食をとり、有馬街道へ下る。途中の分岐で、左のしっかりした道は配水池を経て、直進は鉄塔を経て街道に下る。我々は直進したが、こちらは急傾斜で滑りやすく、ロープを張ったほうがよさそうなところもある。団体で歩くのは危険と判断して本番は配水池経由とした。有馬街道へ出てきたところ(標高320m)は廃車が捨ててあったりしてあまり気持ちのいい道ではない。出口には立入り禁止のチェーンがかかっていた。
 有馬街道(車道)を有馬温泉方向に歩く。歩道はなく、下り坂を車が飛ばして来るので危険である。神鉄の高架トンネルをくぐって、しばらくのところで配水池経由の道が合流してきた。ここも通行止めであるが太陽と緑の道の看板がぶら下がっていた。車道を挟んで対面のガードレールの切れ目に太陽と緑の道看板があり、崖を登っていく道が見えるが、登山道崩壊で通行不可の注意書きがある。その脇に通行できるようになったとのメモ書きがあったのでメンバー2人がここを行くことにして、我々は車道を進んだ。ゆうわ荘の裏門を入り込むと太陽と緑の道に合流するのでここで2人と待ち合わせる。

登山道の鉄塔#43

神戸電鉄高架下

太陽と緑の道(配水池、有野台へ続く)

本来の太陽と緑の道(土砂崩れあり)

ゆうわ荘裏の太陽と緑の道
「落葉山」
 太陽と緑の道を進んだ2人の話では、通行はできるが土砂崩れを這い上がらねばならず団体では通行無理とのことであった。太陽と緑の道は落葉山へ登る。標高差は約150mであるが結構きつい。有馬グランドホテルからの遊歩道や、作業道があり、しっかり道標を見ないと迷い込みそうである。西峰と書いてある小さな看板を登って落葉山西峰514mにつく。ベンチのある小広場で、六甲側の展望が開ける。有馬三山の灰形山、湯槽谷山が覗く。

落葉山への登り

登山道脇にミヤマシキミ

落葉山西峰から有馬三山を見る
一度下って登り返すと落葉山北西峰526mでここもベンチの小広場で、今たどってきた高丸山方面が見渡せる。

落葉山北西峰から高丸山を見る

落葉山北西峰から神戸フルーツパーク方面
「有馬温泉へ下山」
 再び太陽と緑の道を、有馬ロープウェイ方向に歩く。途中から左手に折れて急登すると有馬三山落葉山の立派な石碑が立っている。四等三角点533.0mは藪の奥にあるので、よく見えるように周辺の草刈りをしておく。すぐに妙見宮(妙見寺)である。境内の紅葉・黄葉が見事である。西国33か所の石仏が並ぶ参道を下る。降りてきたのは有馬温泉バスセンター前である。相変わらず外国人観光客で賑わっていた。

落葉山三角点

妙見宮(妙見寺)

境内の紅葉・黄葉

妙見宮(妙見寺)参道口

関連ページ:有馬落葉山から高丸山 2011.9.24

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