up 2020.4.9やまぼうし
北摂三田ニュータウン森の小径を歩く
ブイブイの森〜武庫・狭間・弥生の森〜あかしあ台〜沢谷〜関西学院三田キャンパス
日時:2020.4.4(土) 晴
行先:北摂三田ニュータウンの森
同行:武庫川エコハイクスタッフ 7名
 2020.4.7(火)ついにコロナウィルス感染拡大防止の緊急事態宣言が発令され、兵庫県も外出自粛となった。私の関連する団体の行事は2月から5月半ばまですべて中止。そんな中、武庫川エコハイクの下見で北摂三田ニュータウン西縁の森を歩いてきた。快晴、桜満開の日に家に閉じこもってばかりいられない。YouTubeはこちら

<ブイブイの森から北摂の山々の展望>
ルートタイム:
神鉄横山駅9:40→ブイブイの森9:47→狭間の森10:35→弥生が丘コミュニティセンタ11:45/11:55→弥生の森12:00→児童公園12:10昼12:40→神戸三田IC北交差点12:52→有馬CC13:25→井上ばら園13:48→沢谷14:30→関西学院前15:05/15:11・・神姫バス・・新三田駅15:32  歩行11km
Route Map(GPS)

「ブイブイの森」
 福知山線電車はがらがら、リュックを背負って乗る人は誰もいない。神鉄横山駅で何人かの高校生と一緒に下車する。三田の名門三田学園がある。嶋ケ谷交差点の交番横からブイブイの森に入る。ブイブイとは面白い名前だが、カナブンのことを言うらしい。市民の応募で名称が決まったという。公園だが、遊具があるわけでなく、三つのため池を囲む森である。北摂里山博物館NO.24に指定されている。中では、森林ボランティアが湿地作りのための樹木伐採を行っていた。手作りの展望所から北摂の山々がのぞく(トップ写真)。展望図があり、白髪岳から羽束山までが見通せる。三田市の最高峰三国ケ嶽698mも見える。

ブイブイの森入口

北摂ニュータウン建設記念碑

北摂里山博物館NO.24

ブイブイの森散策路(クリックで拡大)

展望所

三田幹線に平行する散策路

森づくり活動(ブイブイの森クラブ)

藤ケ谷下池
「狭間の森」
 一度車道に出て、北摂三田高校横から再び森に入る。今度は狭間の森で、フラワタウン狭間が丘住宅南縁の森に小径がつけられている。最近、「武庫・狭間・弥生の森」として34番目の北摂里山博物館に指定された。車道に平行した一本道で上空には関電送電線が走っている。隣の車道は水平道だが、森の道は10mほどの起伏を繰り返し、結構しんどい。弥生が丘コミュニティセンターで休憩。トイレもあるのでありがたい。体調がおかしいのは、長そで下着、タイツのせいであった。気温は20度を超えているだろう。
 

北摂里山博物館NO34

弥生が丘こみち

アップダウンを繰り返す

上空は関電送電線

弥生が丘コミュニティセンター
「弥生の森」
 次いで弥生の森に入る。フラワタウン弥生が丘住宅南西縁の森につけられた小径で、森というより側道という感じ。児童公園広場で昼食をとる。中国道を走る車の騒音が大きくなる。階段で車道は神戸三田IC北に下りる。振り返れば、今まで高台を歩いてきたことがわかる。このあたりで行程の半分である。

弥生が丘こみち

緑陰の道

児童公園広場で昼食

児童公園

神戸三田IC北交差点へ下りる
「あかしあ台」
 車道を北上する。歩道が広く、桜並木となっている。池尻からウッデイタウンあかしあ台へ坂道を上っていく。配水場とSCSK(セキュリティ会社)の間を通り、左に天理教布教場を見て坂道を上ると有馬CCである。車の通行はできない。右手にゴルフ場の敷地を見て歩き、有馬CCの入口の少し先の井上ばら園への看板を右折する。左手には広大なメガソーラーがあり、その向こうにフラワタウンの高層ビル群が見える。このあたり、標高260mで今日の行程中最も高い。

神戸三田IC北交差点

池尻からあかしあ台へ桜並木が続く

有馬CC入口

メガソーラーの向こうにフラワタウン
「沢谷川」
 沢谷(さわだに)に向かい緩やかに下っていくと、オレンジ色のカルチャータウンの建物が見えてくる。背景の山は西光寺山から虚空蔵山、白髪岳・松尾山である。井上ばら園前を通る。ビニールハウスで栽培しているようで、外からバラを伺うことはできない。藪の道に入り、展望がなくなる。皿池・大池から沢谷尾根にとりつきたいが、取付がわからず通り過ぎてしまった。左に下る広い道があったので下りてみると、そこは沢谷川の源流で奥に大池の堰堤が見えた。対岸の沢谷尾根へ取り付く道はないのでやむを得ず引き返す。このまま谷筋を下る人と、戻って尾根筋を下る2組に分かれる。いずれ合流する。私は尾根筋を下る。ヒノマルガーデンという大きな植木屋さんがあったので覗いてみる。重機が入り工事中であった。カフェの看板が転がっているので、以前は庭園を見学できたのであろう。坂道を下ると谷筋を歩いた組と合流した。

沢谷への道

井上ばら園

沢谷川源流  大池の堰堤

大池、奥に皿池

ヒノマルガーデン

沢谷川
「カルチャータウン」
 近くの人に関西学院への道を尋ねる。沢谷川を下るか、坂道を上って住宅街の道を行くか迷ったが、予定通り沢谷川を下ることにする。カルチャータウンの東麓を歩くことになる。そのまま下れば、内神川を経て4kmで広野駅に至る。関西学院へは北端の学園東公園から坂道をバックすることになる。公園の芝生では家族ずれの子供たちが遊びまわっている。コロナとは無縁の世界だ。学園のバス通りを行く。交差点の広場にはコンビニ(ファミマ)や市場(まおろばプレツア)があり、ここがカルチャータウンの中心である。関西学院前バス停から新三田駅行きの神姫バスに乗車する。約20分¥320円の道のりであった。

カルチャータウン東麓、沢谷川を下る

学園東公園

西の谷大池

学園バス通り

カルチャータウン中心部

暖冬で桜の開花は早かったが、まだ長持ちしている。福知山線車窓から見る武庫川さくら回廊の桜は満開であった。

福知山線車窓から武庫川さくら回廊
北摂三田ニュータウン:
計画が発表されたのは昭和43(1968)年。昭和50(1975)年兵庫県北摂整備局が発足。昭和63(1988)年神戸市北区藤原台、鹿の子台、上津台・赤松台を含めた「神戸三田国際・公園都市」として兵庫県、都市再生機構が開発を進めている。開発面積約2100ha。三田市の人口は昭和55(1980)年には約3.6万人であったが、1980年代からの北摂三田ニュータウン(フラワータウン・ウッディタウン・カルチャータウン・テクノパークの4団地で構成)開発の影響などで平成2(1990)年に8000人以上の社会増となるなど人口が急増した。この結果平成7(1995)年まで10年連続で人口増加率日本一となり、平成27(2015)年には人口約11.5万人のうち北摂三田ニュータウンが半分以上を占める状態となった。ニュータウン建設にともない県営上水道青野ダム、三田浄水場、武庫川広域浄化センターが完成、昭和53(1978)年供用開始した。なお、北摂三田ニュータウンの既設4団地と、神戸市域の藤原地区および北神戸第1-3地区(神戸リサーチパーク)の4団地を足した計8団地は、総面積2,000haにおよぶ神戸三田国際公園都市と称される。一部は、現在も造成中である。(武庫川エコハイク資料より) 
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