up 2020.6.21
やまぼうし
宝塚 行者山 西高尾根
ゆずり葉森の広場〜東観峰〜行者山〜西高尾根〜西逆瀬台口
◇日時:2020.6.21(日) 晴れ
◇行先:行者山東観峰(386m)、行者山(415m)
◇同行者:ささゆり会7名
名残のささゆりを訪ねて行者山を歩く。咲き始めて3週目となるがそれでも東観峰周辺で七輪を確認することができた。下りは久しぶりに宝塚西高校尾根を歩く。激下りに緊張を強いられたが、何とか無事に下山できた。
行程:
ゆずり葉森の広場9:03→ゆずり葉ピーク9:18→イチヤクソウの丘9:32→尾根T分岐9:51→東観峰10:18→行者山10:34→エデンの園分岐10:52→鉄塔#27 10:58→西高校尾根→313P基準点11:20→大堰堤11:53→西逆瀬台口12:03 歩行4.0km  3.0H(休含む)
地図はこちら(GPS)
「行者山へ」
 ゆずり葉森の広場に集まったのはいつもの7人。まだササユリは残っているだろうか。コバノミツバつつじ回廊を横目にゆずり葉ピークへの階段を登っていく。枯松の伐採のおかげでピークからの展望がよくなったが日影がなくなって夏場は暑い。県宝谷、きつね道の十字路を左折して、堰堤下から尾根に登るところを、近道の谷筋を登る。尾根には昨年スズメバチが密集していて危険であった。今年はまだ気配はない。尾根に合流、少し戻ってイチヤクソウを探したが、もう花は終わりで1,2輪を確認しただけであった。3月には県による六甲グリーンベルトの整備が行われ、ヒサカキなど常緑樹が伐採されずいぶん山が明るくなった。

ゆずり葉森の広場からスタート

ゆずり葉ピークへの階段道

ゆずり葉ピーク234m

きつね道・県宝谷十字路

イチヤクソウ(2020.6.15)
傾斜が増す、はしごやロープのかかる道を登り、展望の開けたところで小休止する。大阪湾、甲山、樫ヶ峰、東六甲の山々の風景が疲れを癒してくれる。胸突き八丁を登りきると尾根のてっぺんのT字路に到着、いつもの通りお茶タイムである。あちらこちらからお菓子の差し入れをいただく。ひとのぼりで、東観峰南テラス道標でここから東観峰にかけてササユリがあるが、まだ頑張って咲いている花を七輪ほど確認できた。

梯子段の登り、山頂まで3か所あり

途中300mの休憩ポイントから

登山道のササユリ

行者山東観峰386m

行者山東観峰からの展望
「鉄塔#27」
 さて帰りは久しぶりに西高校尾根を下ることにする。行者山本峰415mを下り、エデンの園へ向かう道の途中から白瀬川源流への道に左折していく。そして、源流に下りずに直進して鉄塔方向へ行く。木の枝で通せんぼしてあるのは、白瀬川源流コースと間違わないようにするためと思われる。また西高校尾根は激下りが多く一般ハイカーには危険だからである。少し登ったところに関電新神戸線鉄塔#27がある。びっくりしたのは鉄塔周辺が伐採され、一面にコナラが植樹されていたことである。先月登った樫ヶ峰の鉄塔#28、#29の周辺と同じようにである。白い円筒状の保護カバーが林立している様はまるで墓場のようである。

鉄塔#27

植林コナラ
「西高校尾根」
 行き止まりの鉄塔から左折して尾根道を下る。西高校尾根だが国土地理院の地形図にはあってもよさそうな道だが、表示はない。そういえば、行者山への登山道は6ルートあるが、地図にあるのはゆずり葉台口からのコースだけで、東観峰への道はない。うっそうと茂る木々は昔のままである。ピンクテープで囲われたところは植生調査であろう。行者山には数か所あり、県?大学?が調査しているのであろうか。激下りだ。長いトラロープが数本、木に結ばれている。慎重に下っていく。一体どなたが掛けてくれているのだろうか。10年以上前からである。ほころびているところもあるが、架け替えられているは確かである。標高差30mほどだが、長い時間をかけて下った。最下点から谷筋を降りたことがあったが、ゆずり葉台の人家の庭先に降りてしまった。国土地理院の地形図にはここだけ破線があるのである。緩やかに登り返すと、わかりにくいが右への分岐がある。こちらも西高校尾根になるが、今日は直進して基準点313Pへ向かう。

激下り1

激下り2

新基準点313P

基準点から行者山展望(2006.2.23)
「313P」
 あたりが開けて、眼下に宝塚西高校が、その向こうに大阪湾、甲山、東六甲の山々が、また譲葉の山々や今たどってきた行者山が見える。違った角度から見るのも新鮮だ。基準点で小休止してそのまま直進するともう一つの基準点があった。こちらは地面から浮き上がってしまっている。下りにかかる。右下が大きくカールした狭い稜線の踏跡をたどる。トラロープが張ってあるが、砂防のために張られた金属ネットが浮き上がり、つまずき注意である。

宝塚西高校と甲山

313Pを望む
尾根から藪に突入する。木々の薄いところを狙って降りていくが、ところどころに残置テープがあるから大丈夫だ。眼下に宝塚西高校のグランドが見えてきた。もう安心だ。グランドに沿って進むと大堰堤西詰にぶつかる。堰堤内側の土手をすべるように降りると白瀬川である。川を渡り、堰堤の内側を上ると堰堤東詰上に出てきた。どーっと疲れがでた。

大堰堤西詰の地震計

白瀬川を渡る

大堰堤東詰
西逆瀬台口からゆずり葉の森公園に帰ってきた。歩行はわずか4kmだが、3時間は長かった。久しぶりの西高校尾根は激下りや藪漕ぎで緊張を強いられ、いささか疲れた。しかしマンネリの行者山と違って新鮮味があって良かったと皆さんの感想である。次回はもう一方の西高校尾根を歩いてみたい。
 
「もう一つの西高校尾根」
過去に歩いたもう一つの西高尾根写真を掲載します。
コース :宝塚西高校正門前〜西高尾根〜313P〜鉄塔#27〜ゆずり葉台口(2006.2.23)

西高尾根取付からのゆずり葉緑地公園(2008.11.2)

西高校尾根取付(石垣を登る)

急登ロープ1

急登ロープ2

擁壁上を歩く

擁壁上からゆずり葉台住宅地(左:樫ヶ峰、最奥:エデンの園)

左断崖難所:ロープ3

西高尾根を振り返る

尾根合流、基準点313Pへ向かう

基準点313P

基準点より先は白瀬川大堰堤へ下る(前項参照)

激登りロープ

鉄塔#27

鉄塔#27より樫ヶ峰鉄塔#28を望む

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