up 2020..9.28やまぼうし
宝塚 西谷の森公園・黒岩
◇日時:2020.9.15(火) 晴 暑い
◇場所:宝塚 西谷の森公園 黒岩
◇山名:黒岩展望台(350m)
     2.5万地形図 宝塚
◇同行:なし
ルートタイム:管理棟1245〜東の谷〜T分岐1305〜峠の東屋1320〜西の谷農舎1330〜六角東屋1340〜展望台(1408〜1423)〜馬の背1430〜峠の東屋1437〜保与谷池1500〜管理棟1504
Route map(歩行4.8km)     公園案内図
 宝塚の奥座敷 西谷の森公園を久しぶりに訪れる。今週末の自然と環境科の下見を兼ねる。残暑炎天であったが木陰は涼く、3時間足らずで園内を回ることができた。まずは東の谷の管理棟で団体訪問の手続きをする。コロナ禍でマスク着用、三密防止を守るほか、団体は部屋の利用はできないとのこと。県立の施設はどこも同じなのだろう。すべてのコース(東尾根、東の谷、中央尾根、西の谷、西尾根)を一筆書きで回ることができないかと考えたが時間がかかりそうなのでやめた。

東の谷 管理棟

管理棟の北側から保与谷池へ

保与谷池(240m)
「東の谷」
 東の谷を保与谷池に沿って北上する。沿道にはシラヤマギクが咲き乱れ、ワレモコウ、アレチヌスビトハギ、キクバヤマボクチ、コバノガマズミの赤い実を見ることができた。 池の北端にはミニ湿地があり、案内板もあるが、今日はパスして橋を渡り東の谷の奥へ進む。緩い上り坂となる。植樹しているのはヤマザクラやクヌギ。まだ幼木のため鹿など食害を防ぐためのカバーがしてある。T字路で左折し峠の東屋方面に向かう。右折は展望台や東尾根方面になる。トラバース道はあまり見るべき植生はない。最後に階段で急登すると、東屋の直下に出る。

保与谷池北端 ミニ湿地の橋を渡る

東の谷 植樹地帯

東の谷突き当り 左:峠の東屋、右:展望台
 右折は展望台方面だが、今日は左折して東屋へ急な階段を上る。東屋は小高い所にあり、はるかに黒岩展望台を見ることができる。 一服して西の谷農舎を目指して下る。急階段の道は滑りやすく、手すり代わりのトラロープを張ってあるところもある。

階段を上ると峠の東屋

峠の東屋(312m)

峠の東屋から黒岩展望台を見る
「西の谷」
 西の谷へ降りたところの目の前が農舎であった。土間に囲炉裏の板座敷がある。トイレもある。コロナの間は座敷には上がれないが縁側には座ってもよいとのことで昼食場所としたい。北に歩くとビオトープとサクラバハンノキの林がある。ビオトープではトンボが飛び交っている。池を覆う水草は何だろうか。六角東屋で休憩する。さらに北上すると戸田湿地であるが、今日は右折して展望台へ向かう。 雑木林を緩やかに登っていく。木漏れ日の道は気持ちいい。

農舎前に下りてきた

西の谷農舎

農舎内部

ビオトープ

六角東屋
「黒岩展望台」
 尾根を右折して急階段を登り切ったところが黒岩展望台である。年配の先客が日ざしを避けるように展望台の下に座り込んでいる。展望台に上がる。快晴のお天気で四周がよく見渡せる。東西南北に展望絵図もかかっていて山の名前などもよくわかる。南には六甲山系、大峰山が東には能勢妙見山から川西市街地、五月山、中山山系、西には大岩岳、布見ヶ岳、羽束山、有馬富士、三田市街が、北には大船山、布見竜王山、さらに目を凝らすと京都愛宕山も見える。

木漏れ日の雑木林を上る

黒岩展望台(350m)

南の展望 六甲山系

東の展望:五月山、中山、古宝山

西の展望:布見ヶ岳、有馬富士、羽束山

北の展望:三国が嶽、大船山、布見竜王山

京都 愛宕山
「馬の背」
 展望を楽しんだ後は黒岩を下る。岩場だが砂地のところは滑りやすいので慎重に歩く。クジラの背のような所を通る。馬の背と呼ばれる長さ50mほどの花崗岩の岩場で、最近手すりがつけられた。往路の峠の東屋まで下りてきた。ここからは保与谷池へ直接降りる。 急な階段道だがスタートの管理棟への近道である。

馬の背

保与谷池堰堤
歩行約5km、所要時間2時間40分で回ってきた。中央尾根の道(馬の背)は滑りやすいので上りに使ったほうがよさそうである。この時期観察できる植物は下表ですが、期待していた秋の七草のオミナエシ、フジバカマが発見できなかったのが残念であった。
1.ツキミソウ 2.シバグリ 3.オケラ 4.ガンピ 5.イヌザンショウ 6.ブッドレア 7.コウヤボウキ 8.シュンラン 9.センブリ 10.ガマズミ
11.タカノツメ 12.メリケンカルガヤ 13.オミナエシ 14.ワレモコウ 15.ミヤコアザミ 16.アキノタムラソウ 17.ツルリンドウ 18.アメリカセンダングサ 19.イソノキ 20.ゼンマイ
21.ササユリ実 22.ミヤマガマズミ 23.コアジサイ 24.ホウノキ 25.チゴユリ 26.ツルニンジン 27.ベニバナボロギク 28.ゲンノショウコ 29.センボンヤリ 30.コシロオニタケ
31.ツリガネニンジン 32.アキチョウジ 33.ママコナ 34.サワヒヨドリ 35.ツユクサ 36.ヌスビトハギ 37.ヒヨドリバナ 38.ヒガンバナ 39.シラヤマギク 40.ミカエリソウ
41.キクバヤマボクチ 42.ガガブタ 43.テイショウソウ 44.サンショウ 45.ミゾソバ
東尾根コース、西尾根コースはこちらの続編をご覧ください。

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