up 2020.12.30やまぼうし
宝塚 中山連山 愛宕原〜山手台 |
愛宕原〜交差鉄塔〜中山縦走路〜満願寺西山〜山手台
◇日時:2020.12.20(日) 晴れ
◇山名:中山 満願寺西山(361.6m)
2.5万地形図 宝塚
◇同行者:単独
中山連山縦走路のうち、愛宕原ゴルフ場から縦走路へ登り、満願寺西山を経て山手台住宅地へ下りる。武庫川エコハイクで宝塚ロックガーデンといわれる岩場登りを避けることおよびエスケープルートとして山手台住宅地へ下る道を確認するための下見登山である。
行程:
阪急雲雀丘花屋敷駅10:16…愛宕原ゴルフ場10:25→関電道取付10:40→交差鉄塔11:13/11:20→赤白鉄塔11:32〜満願寺西山11:38→山手台口11:58→山手台住宅地12:03→山手台北公園前バス停12:18/12:22…阪急山本駅12:30
地図はこちら
≪愛宕原ゴルフ場から中山稜線を見る≫
「愛宕原ゴルフ場から」
阪急雲雀丘花屋敷はバス停のある東口へ下りる。 川西能勢口駅発愛宕原ゴルフ場行のバスは雲雀丘花屋敷駅を経由して満願寺へ。10分で終点の愛宕原ゴルフ場である。歩いてもいいが、満願寺までの登り坂(豆坂)がきついので乗り甲斐がある。ゴルフ場付近から鉄塔の並ぶ中山連山が見える。ゴルフ場の舗装側道を緩やかに登っていく。右に貯水池が見えたら登山口である。そのまま進めば若宮へのハイキング道になるがゴルフ場の敷地なので原則通行禁止と書いた看板がある。取付には関電の火の用心看板があるからすぐわかる。上空に送電線が走っていることから関電道とも呼ばれている。中山の縦走は宝塚ロックガーデンと呼ばれる100m以上にわたる急な岩場をほとんど四つん這いで登らなければならないので、体力のない人はここから登る。しかし、この道も急峻であり、生易しくないことが後でわかった。
愛宕原ゴルフ場バス停 |
若宮方面に向かう |
関電道取付 |
「関電交差鉄塔」
幅の広い道はやがて関電特有のプラスチック階段となる。ゴルファーの声が聞こえる。傾斜が増し、岩場になるとトラロープが現れる。ロープに体重を預けると支持棒がぐらついて危ない。手袋が滑る。あくまでも補助ロープであり、自分の足で登っていかなければならない。傾斜が緩み山腹を右に巻く。また岩場の登りである。今度は、前よりきつく長い。当然補助ロープがついているが掴むと安定しない。振返ってみると、樹間に双耳峰の愛宕山が覗く。約30分の登りで鉄塔の下にたどり着く。
プラ階段道
険しい岩場の登りが続く
振返れば愛宕山
稜線直下
交差鉄塔
ここは2本の送電線が交差していて、隣にもう一本の鉄塔がある。横が縦走路になっていて、家族連れのハイカーが通り過ぎて行った。縦走路からはここに愛宕原に下りる道(関電道)があることはわからない。二つの鉄塔の間に踏跡はあるが、近くに山火事注意の看板があるだけで道標も目印もない。
中山縦走路 |
鉄塔の間に愛宕原への道がある |
「満願寺西山」
縦走路を歩く。鉄塔からすぐのところに左へしっかりした道が下っているがロープで通行止めしてある。国土地理院地形図でみると、平井山荘西の最明寺川支流宝秀院あたりへ波線が続いている。探索したい道である。起伏のある道が続くが、下りはずるずる滑りやすいので慎重になる。前方に赤白鉄塔と小山が見えてきた。小山は満願寺西山である。赤白鉄塔に寄る。能勢、川西北部方面の展望が広がる。満願寺西山は縦走路から外れてあるので気を付けないと通過してしまう。シダに囲まれて4等三角点最明寺361.6mがあった。
満願寺西山 |
赤白鉄塔 |
4等三角点最明寺 |
「展望」
少し先に右へ分岐していく道がある。かつてここから愛宕山へ登った記憶があるが、今は倒木で通せんぼしてある。通行できなくなったのだろうか。道は岩場を滑るように下り始める。途中で南面が開ける場所がある。眼下に宝塚市街が、遠く甲山から六甲山系、大阪湾が光る。
中山最高峰方面 |
南面の展望
「山手台」
しばし展望を楽しんだ後、道はさらに下り標高300mを切る。最も低い地点に左へ下る道がある。右はフェンスを挟んでケヤキヒルゴルフ場だ。道標はないが山手台住宅への道である。わずか5分で住宅地に下りた。山際まで新築住宅が並んでいる。子供と一緒に、クリスマスの飾りつけをしている若夫婦の姿があった。中央水路に沿って住宅街を下り、山手台北公園前バス停から阪急山本駅行に乗る。山手台はまだ造成半ばといったところだろうか。
左 山手台へ
対面はケヤキヒルゴルフ場
山手台 中山への取付階段
山手台北端の住宅
山手台の風景