up 2021.1.14やまぼうし
宝塚 中山奥之院参道から中山最高峰
中山寺〜参道〜奥之院〜中山最高峰〜夫婦岩〜中山寺
◇日時:2021.1.6(水) 晴れ
◇山名:中山最高峰(478.0m)
     2.5万地形図 宝塚
◇同行:単独
宝塚自然休養林 北摂里山博物館北中山やすらぎの道を歩く。中山縦走路はよく歩くが、中山寺から奥之院参道を経て中山最高峰を歩くのは久しぶり。登拝日数を競うようになってから、多くの人が歩く奥之院参道は荒れて、奥深い山道を歩くという雰囲気がなくなったように思う。
行程:
阪急中山観音駅10:00→中山寺10:08→シンボル広場10:15→夫婦岩(10:56〜11:10)〜奥之院(11:45〜12:00)→夫婦岩分岐12:15〜山頂展望所12:38〜中山最高峰(13:00〜13:20)〜夫婦岩分岐13:35〜中央展望所13:44→参道14:07〜夫婦岩展望所14:20〜足洗川14:37〜シンボル広場14:55→中山寺15:10〜阪急中山観音駅 15:15
Route Map(GPS)はこちら(約10km)
本文
「奥之院参道」
 2004.2以来17年ぶりに奥之院参道を歩く。山本から清荒神へ中山連山縦走は最近数回歩いているが、ルートの様子は変わったのだろうか。中山寺から奥之院まで18丁の丁石を追いながら歩いてみる。18丁とは約2kmである。中山寺観音公園(梅林)入口近くに1丁の丁石がある。足洗川に下ったところに東尾根への道標がある。先日12月21日に辿ったコースである。少し登ったところの広場は北中山公園で、道標でいうシンボル広場とはここをいう。自転車やバイクが多数置いてあるのは奥之院登拝者のもので、ざっと50台ぐらいはありそうだ。石垣に沿った石段を登っていく。登り口に2丁石がある。3丁を過ぎて登り切ったところで左から中山寺住宅からの道が合流する。この間、この先にも参道に沿って随所に地蔵さんが祀られている。抉れた道が終わると5丁、階段の上が6丁である。三角点中山寺173mは参道から右の踏跡道の奥にあった。参道からは見えない。7丁を過ぎて、左へ下る道は売布泉が丘住宅へ。以前にここへ降りたことがあった。近道である。
 。

初詣の中山寺

1丁

シンボル広場(北中山公園)

2丁

三角点中山寺173.4m 6丁付近

売布からの登山道合流7丁付近
「夫婦岩」
 8丁、9丁を過ぎてすぐに右へ分岐する道標は足洗川からシンボル広場に至る道である。さらにその上で右に分岐する踏跡道は夫婦岩展望所へ至る。踏み込んで見ると東屋と展望図のついた展望岩があり、ここから阪神間の展望は素晴らしい。初日の出スポットはここのようだ。参道を挟んで左側に夫婦岩があった。巨岩が2つ並んでいる。立木に遮られて展望はあまりよくない。ちょうど10丁で、奥之院1.2km、中山駅2.0km、売布神社駅まで1.7kmの道標がある。

10丁 夫婦岩

夫婦岩

夫婦岩展望所

夫婦岩展望所から阪神間展望(中央武庫川)
「奥之院」
 11丁、12丁を過ぎて13丁手前で管理道を横断する。左右にゲートがあり立入禁止ではあるが脇が開いていて自由に出入りでき、管理道を通るハイカーもいる。筆者はどちら側も歩いたことがある。宝塚自然休養林の案内板を見て進み、14丁手前に大きな分岐がある。右は中央展望所を経て中山最高峰に至る。帰りはここに下りてくることになる。15丁付近から参道の様子が変わり、岩稜の道となる。16丁、17丁は深山幽谷の雰囲気の中にあり、聖徳太子はじめいくつかの石仏が岩稜上に立っている。18丁で前方が明るくなり、自然歩道(舗装道路)に合流する。奥之院の境内に入る。入口の掲示板には登拝名簿があり、300回以上3000日を超えた人たちの名前が掲示されている。2300回を筆頭に多くの知人の名前を見つけた。奥之院に参拝する。ちょうど昼時で境内にはあまり人は見かけなかった。スタンプを押すとすぐに帰るようである。

管理道と13丁石

中山最高峰分岐 14丁

17丁は岩稜地帯

18丁

中山寺奥之院へ

中山寺奥之院参拝
「中山最高峰」
 しばらく休憩してから最高峰へ向かう。奥之院から山頂展望所まで1.2kmの道標がある。最高峰までは更に0.6kmある。白龍大神、黒八大神の分岐を見送り尾根筋の奥之院西園地分岐に出る。西園地の道は奥之院のご神体である吾孫子の峰を経てやすらぎ広場へ至る。
 尾根の上り下りが続く。ケルンを積んであるところもある。中央展望所への道標を見送って進むと、夫婦岩園地からの道が合流する。帰りはここを行くことになる。赤土の抉れ道を急登すると東尾根コ−スとの分岐がある。道標は最高峰0.6km、奥之院1.2km、中山駅(東尾根)3.5kmと3叉路を意味しているが、道標にない踏跡道が小山を登っている。地形図の461Pへ向かう。礎石の並ぶ小広場に出てきた。何の表示もないが、ここが山頂展望所である。立木に囲まれて展望はないが樹間から名塩の住宅地や畑山を覗くことができた。小山を下ると丸太の柵に行き当たり、左へ下っていくと宝塚高原ゴルフ場である。右へ下って元の縦走路に合流した。

奥之院西園地分岐

ケルン

奥之院(右)/夫婦岩(左)分岐

山頂展望所461P

畑山と名塩住宅地

柵 (左:宝塚高原ゴルフ、右:縦走路)
 足洗川コースがフェンスに沿って下っている。桜台コース分岐を過ぎて間もなく中山最高峰であるが、縦走路からすこし外れている。前回通行止めで入山できなかった中山五月台へ下る道を偵察する。100mも歩くと、フェンスに取り囲まれ行止りである。しかしよく見るとフェンスが破られて、その向こうに激下りの踏跡道が見える。どこへ降りつくのか興味あるが、今日は元に戻る。
 中山最高峰には誰もいない。奥之院から先はほとんど人に会わなかった。北摂の山々を見ながら遅い昼食を摂る。古宝山、羽束山、千丈寺山、大船山、大野山、剣尾山、妙見山などを確認できたが、深山、京都愛宕山を同定できたことが収穫だった。

中山五月台への道は行止り

フェンスで行止りだが破れ穴あり
中山最高峰からの展望

北西

北東 中央 能勢妙見山

深山

京都愛宕山
「中央展望所ルート」
 帰路は奥之院をバイパスする中央展望所ルートを下りる。往路の奥之院/夫婦岩分岐で夫婦岩に向かう。道標に番号でもあればいいのだが、添付のルート図を見ていただくしかない。分岐を過ぎるとホウの落ち葉道である。下っていくと奥之院へ0.7kmの分岐道標がある。往路の中央展望所分岐とつながるようだ。左側(南東)が開け、樹間に阪神平野が覗く。右に登る階段を上がってみるとピカピカの東屋があった。これが中央展望所かもしれない。案内板はなく、また立木に覆われて展望もない。知らずに通り過ぎるところだった。
 十字路になった。参道はどちらへ行くのか。通りかかったハイカーに訪ねて、直進の谷道を下る。後で調べると、右折(西側)は奥之院、左は管理道の東端に出るようだ。ここには道標があっていい。シダに覆われた峡谷に入る。雨が降ったら水路と化すような岩ごろの狭い道だ。曲がりくねり、かなり長く続く。人とも出会わないので道を誤ったかと不安を覚える。前方が明るくなったと思ったら奥之院参道に飛び出した。14丁だ。やれやれ。

中央展望所

シダの峡谷を下る

奥之院参道14丁に合流
「シンボル広場」
 夫婦岩まで下りてきた。そのまま往路の参道を下るのも能がないので、展望所から足洗川を経てシンボル広場へ行くことにする。道なりに下っていくとまたしても十字路だ。いずれをとっても足洗川へは下りられそうだが、初めてのことなので思案していると女性が追い付いてきて、左の道が安全ですよといってさっさと下って行った。後を追いかけるように下って行ったが足の速いこと、もう見えなくなった。左から山道が合流してきた。どこから下りてきたのだろうか。枝道がたくさんある。
 谷筋を下っていくと足洗川コースに出た。下流に向かって歩く。ルンルン気分である。右に夫婦岩から下ってくる道が合流してきた。先ほどの十字路を右折したらここへ降りてくるのだろう。木製ダムがある。案内板に環境にやさしい砂防堰堤であるとの説明がある。崩壊修復地を越えてしばらくでシンボル広場に到着した。朝並んでいた自転車はほとんどなくなっていた。市杵島姫神社にお参りして中山観音駅に到着。参道沿いの店で草団子をお土産に買う。今日歩いた道は、宝塚自然休養林・北摂里山博物館NO.11「北中山やすらぎの道」であることを知る。歩行10km、天気に恵まれて程よいハイキングであった。

夫婦岩展望所

迷いの十字路 いずれも足洗川コースに下りる

足洗川コースに合流(左:渓谷、右:シンボル広場)

木製ダム

宝塚自然休養林 北摂里山博物館No.11北中山やすらぎの道

やまぼうし

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