up 2021.10.25やまぼうし
奈良 若草山に登る
南ゲート〜南ルート〜若草山〜北ルート〜北ゲート
◇日時:2021.10.21(木) 晴
◇山名:奈良市
     若草山(341.6m)
◇同行者:なし
古都奈良には過去何度も足を運びましたが若草山へ登ったことはありません。観光ツアーから抜け出して初めて登ってきました。芝生に覆われた美しい山で、三つの笠を重ねたようなの形のため「三笠山」とも呼ばれます。天気晴朗、山頂から奈良盆地や大阪、京都、和歌山、兵庫の山々が一望でした。
行程:
若草山麓南ゲート14:58〜(南ルート)〜一重目15:15〜二重目15:23〜山頂ゲート15:26〜三重目(展望台)15:30〜三笠山三角点15:45〜一重目1600〜(北ルート)〜北ゲート16:18〜近鉄奈良駅16:55
Route Map (GPS) 歩行約3km 
「南ルートを登る」 
 入場料¥150を払って南ゲート(標高は130m)から登ります。目の前になだらかな芝生の丘が広がり、上の方はブッシュ帯が一直線に伸び、芝生に丁度帽子をかぶったとように見えます。ブッシュ帯の上が一重目のようです。長い階段が始まります。途中地道に変わりますが、一重目の頂上へは再び階段です。緩やかな段差で、1段に2歩歩かなければなりません。腰痛、ひざ痛を抱える身にはつらいです。約20分で一重目です。芝生の丘にはベンチが数基置かれ、あたりに鹿が寝そべっています。標高は270mですが、360度の展望で眼下に奈良盆地が、金剛、葛城、二上、生駒の山が取り巻いています。はるか遠方に紀伊山地、六甲、北摂、京都の山々が望めます。とりわけ東大寺大仏殿の屋根が目立ちます。

南ゲート

登山道 南ルート

一重目
「山上」
 展望だけなら一重目で十分ですが、最高峰を目指して歩きます。山頂直下まで階段はありません。幅50mもありそうな芝生の道が続きます。道の両脇には背の低いナンキンハゼが群生しています。御蓋山(春日山)よりも高くなってきました。芝生道が赤土に変わってくると、二重目です。小高い丘から行く手に山頂ゲート小屋と山頂展望台が見えます。展望台には鹿とともに数人の人影があります。

一重目から二重目へ

御蓋山(春日山)

二重目

山頂ゲートと展望台
 一度下って、急階段を上り返すと三重目の山頂展望台です。最高峰はもう少し登った鶯塚古墳の上にあります。保護石に囲まれた三等三角点三笠山(341.6m)がありました。三笠山(みかさやま)は春日神社のご神体御蓋山(みかさやま)と混同しやすいので、三笠山は若草山、御蓋山は春日山と呼ばれます。ここからは北摂山地が途切れた向こうに京都愛宕山がはっきりと見えています。

三重目(展望台)

最高峰は史蹟鶯古墳上にある

三角点三笠山341.6m

山頂展望台から
「下りは北ルート」
 しばし展望を楽しみ、一重目まで同じ道を下りますが、一重目からは北ルートを下っていきます。一重目の道標は北ルート上にありました。茶店だったであろう物置小屋からジグザグの階段道となり、展望はなくなります。公園管理の方と一緒になり山焼きのお話などをお聞きしました。延焼を防ぐための準備が大変なようです。

二重目付近から一重目を見る

一重目に寝そべる鹿

一重目道標は北ルート上にある
再び芝生が見えてきたと思ったらもう北ゲート出口です。休憩を含めて1時間20分ほどの山歩きでした。

北ルート下山口

北ルート ジグザグの丸太階段道

北ルートの出口付近

北ゲート
 時間が遅いので近鉄奈良駅までバスと思いましたがバス通りまで結構時間がかかり、結局40分間歩き通しました。地元の人ならば小学校の遠足でいく山ですが、私としては念願の山で、低山歩きの記録に一つ加えることができました。
文・写真・編集/やまぼうし

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