up 2021.12.9
名残の紅葉 大峰山から中山最高峰
武田尾〜桜の園〜大峰山〜中山最高峰〜中山寺奥之院〜中山観音
◇日時:2021.12.6(月) 晴時々曇り、穏やか
◇行先:宝塚市
     大峰山(552.3m)、中山最高峰(478.0m)
◇同行者:MNC山歩会14名
名残の紅葉を訪ねて、武田尾から宝塚の二つの名山、大峰山、中山最高峰を縦走する。長距離、アップダウンの健脚向きコースであったが何とか頑張ることができた。
行程:
JR武田尾駅0940〜廃線跡〜親水広場1006/1013〜育樹の丘1033/1039〜林間広場1047〜基準点1059/1107〜大峰山(1200昼1233)〜#7鉄塔1255/1300〜中山分岐1310〜県道33号1342/1347〜長尾谷ダム1352/1402〜ゴルフ場1415/1421〜中山最高峰1450/1500〜中山寺奥之院1535/1547〜夫婦岩1610〜足洗コース1625〜シンボル広場1640〜中山寺1648〜阪急中山観音駅1655
Route Map (GPS) 歩行約13km、桜の園案内図 
「桜の園」 
 武田尾駅に集合したのはMNC山歩会のメンバー14人。マスクはつけているもののコロナは収束状態にあり、皆さん頬が緩んでいる。朝方は冷え込んだもののまずまずのお天気です。簡単なミーティングのあと、車道から廃線跡に入ります。反省会でおなじみのH商店は月曜日休業です。親水広場にはまだ紅葉が残っていますが、ハイカーの姿はありません。桜の園に入ります。エントランス広場からさくら坂の階段を上っていきます。途中で振り返ると紅葉が見事です。早速記念写真を撮りました。育樹の丘(東屋)で休憩し、衣服調整します。更に登って林間広場です。桜の園の最上段で、ここまでは小学生が環境学習で登ってきます。誰かがストックの先のゴムを落としたようで落ち葉の中みんなで探し始めました。

廃線跡を歩く

親水広場

さくら坂を登る

育樹の丘を登る

基準点
「大峰山」
 尾根に出てきました。標高は300m、ここから大峰山の登山が始まります。少し登ると四つ辻で、道の真ん中に大きな基準点があります。右(南東)は桜の園外周路、左(北)は立合新田ですが崩落危険表示があります。展望が開け、足下に武庫川渓谷が、山の頂部は読売ゴルフ場、その向こうに六甲最高峰が霞んでいます。大峰山は直進(東)です。ほぼ一直線の登山路は傾斜が増します。男どもは息も切れ切れですが女性陣は大きな声でしゃべっています。基準点から約1時間、武田尾駅から2時間30分で大峰山の頂上に到着しました。小広場に三角点552.3mが鎮座してます。宝塚市で2番目に高い山です。周囲は立木に囲まれ展望はありません。丁度12時で、三角点を囲んでお昼とします。至福のひと時です。

基準点から武庫川渓谷を望む、正面奥は六甲最高峰

大峰山への登り

大峰山山頂552m
登山道の花

ヤブムラサキ

コウヤボウキ

ツルリンドウ
 午後からリョウブの林を歩きます。林を抜けたとこから能勢妙見山、その背後に京都愛宕山を見ることができました。鉄塔#7で小休止。山系で唯一見晴らしがある広場で、南に甲山から大阪湾、北に大船山など北摂の山々が覗きます。双眼鏡があれば我が家が見えるかもしれません。

見晴らし鉄塔#7

宝塚市街と甲山、大阪湾も見える
 下りに掛かります。中山方面のへの分岐がわかりにくいです。南下する尾根道は足腰に優しい落ち葉道でしたが、最後に県道への激下りが待ってました。岩場を慎重に下ります。車が行きかう県道33号を渡り、正面の立入禁止ゲート脇から中山への登山路に入ります。標高は260mなので大峰山から約300m下ったことになります。
「中山最高峰」
 長尾谷ダムの橋を渡ると中山への取付ですが、後方で今まで順調に歩いてきたKさんの足がつったとの情報です。こういう時は漢方の#68が有効で、山登りする人は大体携行しています。先頭集団の女性に薬を持って下りてもらいましたが、後尾の男性2人の付き添いで車道を歩いて帰るとのことでした。バス路線は今年から廃止です。宝塚駅までは6kmありますので先が思いやられます。やむを得ず、残り11人が中山へ登りにかかりました。ジグザクに登る道は結構急で息が上がります。ゴルフ場まで登ったところで傾斜が緩みました。中山最高峰へあと一息いうところで付き添っていたはずの二人が追い付いてきました。えー、なぜ?聞けば、けが人は通りかかった車に救助されたという。親切な方もいるものだ。それにしても二人は健脚である。それもそのはず、一人は日本百名山を踏破済み、もう一人はあと2山を残すのみだという。

県道へ激下り

中山への侵入路

長尾谷ダム

宝塚高原ゴルフ場
 中山最高峰478mに到着です。三角点の前で記念撮影しました。予定より1時間遅れの15時です、展望を楽しむ間もなく出発します。奥之院をパスすることも考えましたがコース上唯一トイレがあり、立ち寄ることにしました。途中2人が桜台コースを下りました。エスケープルートとして考えていたもので、10分も歩けば中山桜台住宅で、バスがあります。

中山最高峰から能勢妙見山
「奥之院参道」
 帰りを焦ったため、かえって回り道をしてしまいましたが、中山寺奥之院に到着です。スタンプ登拝で賑わう境内は老夫婦だけでした。紅葉はまだ健在で、特に大イチョウの黄葉が見事でした。トイレ休憩のあと、奥之院参道を下ります。中山寺本堂までは18丁(2km)ありますが、岩ゴロの参道は歩きにくいです。10丁の夫婦岩から足洗川コースへ山道を下りました。2丁のシンボル広場から中山寺境内に入りました。信徒会館付近から見る甲山は茜色に染まっています。灯のともりはじめた参道を下り、ようやく中山観音駅に到着です。予定より1時間以上遅れてしまいました。家路を急ぐ人と別れ、反省会へ。

中山寺奥之院

参道を下る(18丁)

夫婦岩(10丁)

茜色の甲山(1丁)

中山寺山門
  歩行13km、7時間15分の山歩きはシニアの足にはいささかハードでした。8年前には21人が同じコースをたどりましたが、今回は1時間以上長くかかってしまいました。しかしながら、冬枯れの始まった木々のたたずまい、名残の黄葉・紅葉に感動を覚えるハイキングでした。反省会のビールのおいしいこと。お疲れ様でした。
文・写真・編集/平山

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