up 2022.6.1やまぼうし
京都 明智越えを歩く
亀岡駅〜明智越登山口〜保津城跡〜峰の堂〜水尾川〜保津峡駅
◇日時:2022(R4).5.24(火) 晴
◇場所:明智越え(最高P414m)
     亀岡市保津町
◇同行者:自遊会6名
行程:亀岡駅10:10〜八幡宮10:33〜登山口10:55〜保津城跡10:58〜帯解け石11:05〜峰の堂11:55〜鐘楼堂跡12:01〜昼食(12:12〜12:44)〜最高414P12:47〜土用の霊泉12:53〜鉄塔1,2(13:03/13:08)〜神明峠分岐13:10〜鉄塔#180 13:38〜丸太橋14:00/14:10〜保津峡駅14:43
Route Map(GPS) 歩行 約9km
「登山口まで」 
 2020年京都サンガスタジアム完成で亀岡駅北側ががらりと変わった。近代的な駅舎、広い駅前広場、サンガスタジアムと2001年に竣工した保津橋とともに丹波亀岡の昔のイメージはない。保津橋からの景観も素晴らしい。保津川の流れを挟んで北に牛松山、愛宕山、南に北摂山々を望み狭い盆地のイメージはない。

亀岡駅北口

北口前広場

京都サンガスタジアム

保津橋から牛松山・愛宕山・明智越えを望む

保津川(桂川)
368mという長い保津橋を渡って交番の角を曲がると昔の保津集落に入る。八幡宮へ参拝して通り抜けると明智越えの案内版があった。八幡宮の本殿はそのままおみこしとなるようなかわいいものであった。クスノキがご神木だがもっと大きい樹な何の木だろうか気になる。古い家並みの道を緩やかに上っていく。養源寺、文覚寺、手作りの醤油屋があった。駅から45分登山口に到着した。

保津八幡宮社

明智越えハイキングコース

手作り醤油タケモ

保津の家並み

明智越え登山口
 「明智越1」
 「ときは今天が下しる五月哉」。本能寺の変で明智光秀軍が京へ向かった老の坂越え、唐櫃越えそして今日歩く明智越え。明智越えは保津から山越えで嵯峨へ抜ける道で、光秀が愛宕神社に参詣するためにしばしば通ったことから、この呼び名がついたと考えられている。歴史を振り返りながら登山口(標高145m)を入る。老いも子供も歩くハイキングコースとの説明板があるが、いきなりの急登に息が切れる。ただ日中30℃になるという天気予報に反してこもれびの森歩きは気持ちいい。保津城跡の案内版がある。登山口は搦め手に当たるそうだ。その後案内版が続いてあるのは、「保津百景道しるべ」と言って保津の歴史や文化を広く知ってもらうため保津町自治会が設置したのものだそうで現在160景あるという。ちなみに登山口は139番簾戸口、保津城跡は141番である。145番帯解け石には山帰り肩荷を解く一服場とあるので休憩する。U字溝状の道が続く。保津城の堀切だろうか。登山道に倒木が多いがかたずけられている。途中2度の休憩を挟んで148番石堂の森峰の堂(むねんどう)に出てきた。清和天皇の崩御地の説明版があるが山崎の合戦に敗れた明智光秀に因んで「無念堂」といわれるようになったという。149番鐘楼堂跡を過ぎると道は平たんになってきた。尾根上に達したようだ。倒木に腰かけてお昼とする。
 

登山口の案内版(クリックで拡大)

保津城跡(保津百景道しるべ)

U字溝の登山道

峰の堂(むねんどう)クリックで拡大

尾根に到達、道は平坦になってきた
「明智越2」
 重い腰を上げて、明智越え後半の道を行く。すぐに今日の最高峰414mPを越える。尾根を少し下ったところに土用の霊泉150番がある。夏でも涸れないというがそれらしいところはなかった。京の都が見える絶景ポイントとあるが、保津川対岸の山々が覗く程度であった。右(南)への分岐を見送り、平坦な道が続く。前方に鉄塔が見える。その先にも鉄塔がある。前方僅かに京都西山方面と、振り返れば牛松山の裾に亀岡市街が覗く。標高400mの神明峠分岐からは下り道となる。標高250mまで下ったところに今日3本目の鉄塔(若狭幹線180)がある。展望が開ける。愛宕山924mと中腹の水尾の里、反対側に山上ケ峰482mが見える。愛宕山を横から身近に見るのは初めてである。峰が続いているがこんもりとした森のところが愛宕神社だろう。集合写真を撮る。道は急降下する。小岩がごろごろした溝状の道は歩きにくい。亀岡側の登り道とは大違い。スギの林立する平地に下りてきた。丹波散策の道看板を過ぎて丸太橋を渡ると簡易舗装の道に出る。明智越えはここで終わる。

明智越え最高地点414m

土用の霊泉(クリックで拡大)

二つの鉄塔が見えてきた

鉄塔若狭#180で一行


愛宕山と水尾の里

丹波散策の道

丸太橋
「保津峡駅へ」
 丸太橋前で一服する。流れる川は水尾川。道標に北上する道は柚子の里水尾へ1.0km、南下すれば保津峡駅まで2.1kmの表示がある。水尾川に沿って南下する。左から車道が合流して来た。山の斜面から河床にかけて倒木が目立つ。車道から分かれて保津川左岸を通るハイキング道は通行止めになっていた。鳥居本方面に向かう車道と分かれて保津峡橋を渡ると山陰線保津峡駅である。滑り込んできた列車に飛び乗る。駅からの景観を楽しみたかったが残念。仲間と嵯峨嵐山駅で一人別れて、渡月橋を渡って阪急嵐山駅へ向った。渡月橋は修学旅行生で賑わっていた。コロナも収束に向かいつつある。

水尾川

車道に合流

保津峡橋

保津峡駅は保津川鉄橋上

山陰線保津峡駅

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