千丈寺山

緑風台から南尾根

やまぼうし
1.目的地:三田市 千丈寺山(589.6m)
2.地形図:2.5万「藍本」
3.日時:1994.1.9
4.同行:ハナミズキ
5.コース:緑風台住宅(238mポイント)→地形図破線→前山東鞍部→南尾根分岐→山頂三角点→戻る→南尾根分岐→南尾根→緑風台住宅
route mapはここ

 
千丈寺湖と千丈寺山


「取付き」
三田市の水がめ青野ダム(千丈寺湖)の北方に聳える1等三角点を持つ山である。低山愛好家諸氏のWEBサイトを拝見すると、取付きは南方ルートの北浦天満宮、西方ルート下青野感神社、東方ルート乙原、北方ルート東西林道の峠があるようです。
私どもは緑風台住宅から登り、南尾根を下りましたのでご紹介します。何分にも震災前のことですので今はどうなっているか定かではありませんのでお含みおきを。
「緑風台住宅」
北浦の神社から入山しようと取付きを探してうろうろしたがよくわからず、通りががりの地元の人に訪ねる。もっと奥に入ったところの住宅地からが一番近いと教えられた。北浦と小野をつなぐ車道の途中から北に入る入口には緑風台住宅分譲中の旗がなびいている。地形図では行きどまりで、238mポイントに数軒の住宅がある。そこから北に上る破線が途中まである。この道と確信して車を乗入れる。山中に忽然と新しい住宅地があらわれた。
道端に駐車して身支度を整え、住宅裏手に回ってみると山に分け入る細い道がある。念のため一軒のお宅で尋ねるが、転居したばかりで裏山のことはよくわからないという。
「稜線から山頂」
とにかく裏山に続く道を登ることにする。放し飼いの犬があとを追ってくる。数分で道はなくなって、ガレ場に変った。ちょっと不安を感じたが雑木につかまりながら、稜線まで直登する。何の目印もない。いつの間にか犬も帰ってしまった。大藪ではないので助かる。
大汗を掻き30分ほどで稜線につくと、そこには明快な踏跡道が左から上がってきている。どうやら前山の東の鞍部に出たようである。帰りの目印を木の枝に結ぶ。一休みして稜線を急登する。かなりこたえる。しばらくすると右への分岐がある。ここは直進して山頂に向う。
頂上の岩場で昼食、展望を楽しむ。西の大船山方面の展望が素晴らしい。


山頂から大船山を望む

「南尾根を下りる」
このまま北に尾根を辿り、北のピークを経て林道の峠に降りたいが、駐車地に戻らざるをえない。帰りは先ほど通過した分岐を左にとり、南側の尾根ずたいに住宅地に戻ることとした。麓から眺めると、この平坦な尾根は南に大きく張出し、そのうち急に落ちこんでいる。
平坦な尾根は背の高い林が続いている。ビニール紐が続き、道も広く迷うことはない。450mの辺から突然、一直線の急傾斜となる。尻餅をつきながらすべり下りる。つかまる樹もあまりない。何回もすべり転んで、ハナミズキが悲鳴をあげる。やっと麓のヤブ道に入る。最後のヤブを掻き分けると、住宅地の東の外れに飛びだした。体の土と蔓を払い息を整える。
ひざががくがく、もう2度とこんな山はごめんだとさんざん悪態をつかれたが、8年後の今も藪漕ぎに付きあってくれている。

山頂にて

一等三角点

三田テクノパークからの千丈寺山
関連リンク
1.2004.3.21北浦から上青野
2.2005.9.14初秋の千丈寺山


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以上

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