宝塚御殿山から中山最高峰
作成 2003.10.16やまぼうし
■山名:中山478.2m
■場所:宝塚市 2.5万宝塚、武田尾
■日にち:2003.9.28
■同行:なし
■ルート
御殿山住宅12:40→米谷高原分岐13:00→自衛隊専用道路13:15→やすらぎ広場13:20→奥之院展望所13:55→山頂展望所14:40→最高峰14:55〜15:15→天宮塚15:30→中央展望所16:00→奥之院16:15→渓谷→米谷高原分岐17:00→御殿山住宅17:10
Route Mapはここ
震災以来ご無沙汰していた中山を散策した。御殿山住宅から奥之院展望所を経て中山最高峰までの稜線を辿り、奥之院から渓谷コースを周遊する。秋の穏やかな日和に恵まれ、多くの年配のハイカーで賑わっていた。北中山やすらぎの道として整備され歩きやすくなっている。

米谷高原からの展望

「米谷高原」
清荒神から登るべきところ、少しサボって御殿山住宅の山側から取り付く。この先は自衛隊専用道路のゲートがあり、車は入れない。ここから取り付く人のため、踏み台や補助ロープが下がっている。這い上がった丘から宝塚市街や甲山、六甲が広がる。この辺一帯を米谷(まいたに)高原と呼ぶ。

ガレ場には補助ロープが
急なガレ場を登るが、ここにはロープや手すりネットが張られている。頂点からはさらに展望が開け、大阪湾や関空タワーが白く光る。これから先は森林地帯に入り展望はなくなるので、ゆっくりと楽しみたいところだ。
すぐ分岐点標高200mに着くが、標識があり、右奥之院1.2Km 左やすらぎ広場0.6Kmだ。直接奥之院を目指す人は、右手の山すそを巻き、渓谷の丸木橋コースをとる。こちらは帰り道にして、やすらぎ広場の方向へさらに登り続ける。途中にもロープ場がある。ヌタ場を経て、自衛隊専用道路に合流する。
右手に林道ゲートを見て、車道を登るとやすらぎ広場の案内板がある。この下が広場になっている。


やすらぎ広場

「奥之院展望所」
車道を離れて右手の巻き道を進む。このまま進めば奥之院だが、途中から左手の山に入る道をとる。これは、奥之院をパスして、奥之院展望所を経て中山最高峰に至る縦走路である。
私は誤って踏跡を早く曲がりすぎた。しかしそこには大きな東屋が立っていた。誰が利用するのだろうか。東屋裏手の蜘蛛の巣だらけの踏跡をたどり、正規の登山道に合流した。縦走路への分岐はもう少し先にあったのだ。とんだ藪漕ぎになってしまった。


奥之院展望所(吾孫子の峰)

オリエンテーリング広場の分岐表示を左に見て、奥之院展望所440mに達する(後に、吾孫子の峰と称する)。朽ちたベンチがあり、展望は利かないので人気はないのだろう。ひと気はない。
休憩して、中山最高峰方面へ下る。奥之院0.5kmの分岐を見送る。次の分岐、中央展望所0.3Kmを見送り、山頂展望所0.5Kmの方向へ進む。続いて夫婦岩1.5Kmを見送り、最高峰まで1.0Kmの方向へ。沢山の枝道があるが、標識に従えばよい。
「最高峰」
次は山頂展望所分岐だ。十字路で左に少し上ると、展望所の東屋標高460mがあり、その向うに宝塚北部の山々が広がる。手前の大きな山は大峰山である。中腹がえぐられているのは治山工事のためか、無残である。分岐に戻る。右は天宮塚である。帰りに寄り道する。

最高峰から北摂の山々
直進し、中山桜台分岐を過ぎて0.6KMで中山最高峰478mに達する。三角点の周りは踏み荒らされている。狭い山頂に大勢のハイカーが入り込んだらひとたまりもないだろう。
山頂は北風が吹きつけ、ごうごうと音を立てている。空気が澄んで北摂の名だたる山々が遠望される。

中山三角点
同定できた山々は、大峰山、検見山、鳥脇山、羽束山、大船山、愛宕山、堂床山、竜王山、今井岳、三蔵山、大野山、剣尾山、半国山、深山、高代寺山、妙見山、鴻応山、その他箕面連山の数々である。
「中山寺奥之院」
遅い昼飯をとり、引き返す。途中 天宮塚430m、中央展望所390mに寄り道をして中山寺奥之院360mに着く。


天宮塚

巨岩白鳥石の下から湧き出る大悲水は震災後水質が悪化したと聞いていたが、やはり生水は飲まないよう注意書きがしてある。嘗てはリュックにペットボトル6本の水を詰め込んで毎週通っていたが、最近はスーパーのミネラルウォーターを買うようになってしまった。しかし、コーヒーやお茶をおいしく飲めるし、炊飯にも十分だ。

奥之院

大悲水
奥之院から清荒神に向けて下山する。途中の林道を横断して、薄暗くなった渓谷沿いの道に入る。丸木橋を何回かわたり、山すそを巻くと往路の分岐点200mに合流した。再び夕日の宝塚市街や遠く大阪湾を見ながらガレ場をくだり、元の御殿山住宅に戻った。

渓谷コース
久しぶりであったが、標識も新しくなり、また危険箇所には補助ロープが取り付けられ、年配の方にも安心してハイキングできる。実際、多くの年配者とすれ違った。

関連ページ:中山連山初詣ハイク 2004.1.3
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