羽束三山から千刈ダム西岸を歩く
更新2003.6.18やまぼうし
■日時:2003.6.7(土) 曇り
■山名:さんしよう山(500.5m)、羽束山(524m)、甚五郎山(431m)
■場所:三田市 2.5万 武田尾、木津
■メンバ:テツ、メグ、ケサヤン、ヒラリン、オジョー、ハナミズキ
■コース
JR三田駅9:15→木器BS9:35→木器荘苑住宅端9:50→峠10:45→さんしよう山11:10→羽束山12:10〜13:00→甚五郎山13:20→香下BS14:00→波豆BS14:35→普明寺15:00→千刈湖畔→ゴルフ場16:50→太陽と緑の道17:40→ダム放水路18:00〜30→JR道場駅19:00
羽束山Route Map千刈Route Map 
2名のレディースを加えて、三田必須アイテムの羽束山を登る。参道はいつでも気軽に行けるので、今回は北麓の木器(こうづき)から羽束三山を縦走して、千刈ダム西湖畔の近畿自然歩道を道場駅まで歩くことにした。13KM のロングコースである。


左から さんしよう山、羽束山、甚五郎山(香下から)


「取付きは木器」
 JR三田駅に集合したのはトッキーズ山岳会メンバーだが、易しすぎるコースなのか健脚組は敬遠したようだ。かわってめぐちゃんと昔オジョーの二人のレディーが初参加。ロングコースを完走できるかお楽しみ。
出発のアナウンスとベルが鳴り、高平行き神姫バスが出発。懐かしいローカルバスの発車風景だ。乗客は我々7人を含めて10人ぐらい。市街地を抜けると、一駅ごとに100円UP。20分で木器(こうづき)BSへつく。¥400はいい値段だ。晴れ間が広がり暑くなってきた。

木器 後に大船山

峠への登り
舗装道路を伊丹山荘方向に歩き、途中から木器荘苑住宅の坂道を登る。目の前にさんしよう山が、振り返れば大船山の鋭峰が覗く。住宅の南端(標高220m)から雑木の山道に入る。ささゆりやノアザミが咲く広い地道も、だんだん沢沿いとなり、峠の直下はうっそうとした杉、ヒノキ林のジグザグの登りになる。森林の香りが漂い、深山幽谷の雰囲気だ。
「リタイア」
 先ほどからオジョーの様子がおかしい。山道に入って10分ほどだが、汗がたらたら、顔面蒼白だ。しばらく休憩し息を整える。聞けば、オジョーと呼ばれた昔は、良く金剛山などへ登っていたが、今は車漬けの生活で30分も歩いたことがないという。昔の自分のつもりで参加したが・・・。こんな筈ではなかった。気を取り直して再出発するが、ついにダウン。背負っていくわけにもいかず、一番若手で相変わらずテニススタイルのヒラリンに木器まで送ってもらうことにした。旦那や子供さんになんと言われるか。悔しかろうが、泣くな小鳩よ〜。しっかりトレーニングしてまたおいで。


さんしよう山
「さんしよう山」
 森林帯の最後の登りはロープが架かっている。次はめぐちゃんが心配だ。町内会のテッチャンのリードで峠(425m)に登りきる。ここは、香下寺(こうげじ)と木器羽束山さんしよう山を結ぶ十字路になっている。右手のさんしよう山を目指す。雑木の林を一度下り、立ち木を掴みながら急登する。背後に見える羽束山は急峻で三角錐の形をしている。
ピークには三角点(500.5m)とプレートが2枚掛かっていた。山名はいろいろあるようで、宰相ヶ岳、三四郎山、さん志よう山とも言われているが「さんしよう山」と呼ぶことにする。ここは展望はないが切開きを南に出ると、三田盆地が一望できた。

さんしよう山から有馬富士

ロープ場
再び峠に戻り、オジョーを送り届けてきたヒラリンと合流した。ところが、渡した杖を山の入口付近に置き忘れてきたという。木の棒とはいえ、10年愛用してきた命から2番目?に大事なものである。一仕事してくれたヒラリンを責めるわけにゆかず、明日車で取りに行ってくれることでOKした。(果たしてもう無くなっていた。後続のハイカーが拾ったのかもしれない。残念)
「羽束山」
 羽束山への登りにかかる。結構な勾配で、途中岩場2箇所にロープが架かっている。めぐちゃんのペースにあわせて休憩が増える。一汗かいて、神社の裏側に出てきた。古色蒼然とした観音堂の前には銀杏の大木がある。小高いところに鐘楼があり、ここがピーク(524m)なのか、プレートが2枚架かっている。ケサヤンとヒラリンが思い切り鐘を打つ。全山に響き渡る。
頂上は南北に広く、南側の展望所へ移動する。六甲から三田市街、北摂ニュータウン、有馬富士、虚空蔵山、千丈寺山など一望である。天気がよければ淡路島まで見えるはずだが、今日は曇り空で辛うじて六甲山が見える程度だ。


羽束山展望所

予定から1時間遅れてしまったが、展望を楽しみながらお昼とする。ポピュラーな山ながら、今まで誰にも会わない。昼食後は参道を通らず、岩場を南下する。展望所のすぐ下に広場がある。このポイントは宝塚北部の山々、千刈ダムなど東の展望が加わり、270度以上見渡せる。こちらを休憩地点にしたらよかったなあ。


展望所で昼食

「甚五郎山」
 甚五郎山を眼下に見ながら、テープに導かれて急峻な岩場を降りる。さんしよう山への登りといい、ここが羽束山とは思えない。参道途中のお地蔵さんの六丁峠(415m)に降り立つ。直進して雑木の藪に入る。左から登ってくる踏跡があるが、伊丹山荘からの道かも知れない。荒れたりょうぶの林を5分ほどで甚五郎山(431m)である。さんしよう山と同じプレートが1枚、展望はない。この先は急峻で降りる道はないので六丁峠に引き返す。甚五郎とは左甚五郎と関係があるのだろうか、名前で得している山である。

六丁峠

甚五郎山へ

甚五郎山
丁石の参道を下る。麓までの六丁の間、ジグザグの階段が続き、閉口する。参道は遠足や初日の出登山に限る。
12丁で八王子神社、その下の香下寺(こうげじ)につく。駐車場やトイレがあり、登山用の竹の棒が用意してある。ここで羽束三山縦走は終わり、後半のステージに入る。ケサヤンの万歩計はあまり進んでいない。山道で苦労した割りに距離はないようだ。
「千刈」
 ゆるい舗装の坂道を車道の香下(かした)BSまで下る。ここから千刈湖畔の波豆までの2kmの車道歩きは歩道もなく、危険だ。どこかにバイパスでもあればいいのだが。
千刈ダムが見えてきた。めぐちゃんが相当足にきているようだ。まだ道のりは半分である。エスケープしてバスで帰ることも出来るが、1時間半も待たねばならない。ただ、これからは湖畔歩きだからたいした起伏はない。ケサヤンがめぐちゃんの足にテーピングを施す。ゆっくり歩こうということになって、あと8Kmをがんばることにする。現在14時30分だから、17時には道場へつくだろう。

千刈近畿自然歩道

普明寺橋から羽束山
近畿自然歩道の案内に従い、朱色の普明寺橋(ふみょうじばし)を渡り、ダム西湖畔を行く。摂津33霊場第12番普明寺に立ち寄る。参道途中にある宝塚市指定の史蹟、室町時代建立の笠塔婆、宝筺印塔を覗く。荒れ気味のお墓にあり、説明文を見ないとそれと分からない。計画では、普明寺から向山に登る予定であったが今日のペースでは無理だ。
「西岸を行く」
 対岸に布見ヶ岳を見て、集落の間のあぜ道を行く。民家の人の話では、県がなかなか遊歩道を整備してくれないらしい。竹やぶに入る。ひんやりした風が気持ちいい。めぐちゃんがステン。足が上がっていない。左側が湖面、右側が断崖の道が続く。人ひとり程度の幅しかないやぶ道なので、油断すると湖に転落する。
湖水は深緑色をして、陸地と区別がつきにくいが、周囲の緑を映しているわけではない。対岸に頂上にこぶを載せたような大岩岳が見える。入江がたくさんあり、そのつど回り道しなければならない。湖面にやまぼうしの花が映る。今日5本目のささゆりを見つける。
峠を乗り越える。ここは向山からの稜線が湖に落ち込むところだ。テープと火の用心の丸い標識があったが、踏跡らしきものは発見できなかった。

湖畔を行く

竹林を行く
大きな入江から湖岸を離れ、山に入る。コケでずるずるの沢を登りつめていく。ゴルフ場の池のほとりに出た。標高が260mであるから湖面から80m登ったことになるが、これが結構きつい。休憩が頻繁になり、時間がどんどん経過する。道場駅へつく予定の17時を回ってしまった。まだ湖畔の2/3の道のりである。ゴルフ場から離れての山と谷の起伏の道は長い。砂防ダム堰堤を2回わたる。ヒラリンがめぐちゃんのザックを背負う。テッチャンやハナミズキはめぐちゃんを引っ張ったり、押したり、がんばれがんばれ。
ようやく太陽と緑の道の合流点に出る。あとは沢を湖まで下るだけだ。湖岸のフェンスが見えてきた。
「夕暮れ」
 18時、ようやくダム放水路に到着。疲れた。大休止。今日大活躍したヒラリンも、4リットルの水を飲み干し、相当ばてたようだ。テッチャンは、気が張っていたのか割合元気だ。ケサヤンの万歩計は2万を超えた。


千刈ダム放水路

街灯がともりはじめた武庫川堤の車道を行く。道場駅に着いたのは19時であった。予想外のアキシデントで大幅に遅くなってしまった。反省。
150の自販機の缶ビールで乾杯。
初めての山歩きで、13kmを完走しためぐちゃんおめでとう。これから自主トレで足腰を鍛えることで仮入会としよう。

ササユリ

ヤマボウシ

ノアザミ

関連ページ:雪の羽束三山 2005.1.12
        羽束山を歩く2012.12.18


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