up 2011.4.10やまぼうし
六甲 タムシバ咲く観音山
鷲林寺〜パノラマコース〜せせらぎコース〜鷲林寺
日時:2011.4.10(日) 晴れ
行先:西宮市 観音山(526m)
         1/25000地形図 宝塚
同行:単独

北山ダムからタムシバの観音山
行程:鷲林寺拝殿1300→(パノラマコース)→鉄塔#34→せせらぎコース分岐→展望岩→(せせらぎコース)→旭滝→鷲林寺拝殿
地図はこちら
 今年の冬は例年より寒く、桜の開花が遅れ、4/10(日)に阪神間の桜は満開。東日本大震災のため、桜祭り中止が多く、個人的に静かに花見を楽しんだ人も多いでしょう。午前中の行者山例会ハイキングのあと、六甲山の山腹に一面に白い花をつけているタムシバを見ようと観音山に出かける。今年は当たり年のようだ。バイクで10分も行けば麓の鷲林寺である。県道鷲林寺交差点から見る山々はタムシバの白い花が点々と電飾のようだ。
「鷲林寺」
 鷲林寺(真言宗)にはお花見の家族連れやハイキングのグループでいつもより人出が多い。標高350mの境内の桜は8分咲きぐらいか。ここから観音山へ登るコースは、@最上段のお墓の南から鉄塔#35を経由するコース、A中央の岩場を直登するパノラマコース、B観音谷を遡るせせらぎコースがある。本堂の北にある道路の鳥居脇に手製のコース案内がある。

鷲林寺参道

鷲林寺拝殿

境内の桜

パノラマコース登山口(左端の石段)
「パノラマコース」
 展望の良いパノラマコースを登る。いきなり急な岩場だ。風化した巨大な花崗岩がゴロゴロしていてすべる。補助ロープがいくつも架かっている。430m地点で展望が一気に開け、眼下に甲山や北山ダムの風景が広がる。大阪湾は春霞の中である。鉄塔#34を越えたところから、せせらぎコースから登ってくる道が合流する。青い派手な道標がある。右に谷を見て尾根を巻くように登る。

岩場の急傾斜が続く

途中の展望岩から(430m)

鉄塔#34
「タムシバ」
 谷や行く手にタムシバが増えてきた。道端にも花びらが落ちている。背が高い木で、歩いていると気づかないが見上げる青空に白が映える。コブシと間違うが、コブシは花の下に托葉が1枚ついており、近畿では公園に植栽されていて自然林にはない。

手の届くところにタムシバ

山腹のタムシバ

青空にのびるタムシバ
「展望岩」
 登りはじめて30分で展望岩につく。地形図の526Pとはすこし位置が違い大きく東に突き出して、360度の展望が開ける。六甲山を背に宝塚から甲山、北山ダム、西宮、芦屋市街が眼下に広がる。大阪湾や対岸の生駒、金剛、和泉山地は霞の中。六甲山系では展望を誇る数少ないポイントである。

観音山展望岩から甲山、北山ダムを望む

山頂標識

展望岩から六甲山方面
「せせらぎコース」
 展望岩から奥池方向に戻り、途中の分岐(515m)から道標に従ってせせらぎコースを降りる。やがて観音谷川の渓谷に沿う。タムシバははるかに高いところにあり、あまり見えない。崩れ落ちんばかりの岩場を足早に通過して、旭滝(440m)に立ち寄る。うっかりすると見過ごしてしまう。先に堰堤が見えてくるがこれは行き止まり。斜面を迂回していく。2番目の堰堤付近にパノラマコースの分岐がある。さらに一番下の堰堤が見えるともう鷲林寺が近い。山すそを回って鷲林寺のパノラマコーススタートポイントに戻ってきた。休憩なしなら往復1時間コースである。

せせらぎコース下山口(右へ、直進は奥池)

危険箇所

観音谷

旭滝と石仏

砂防堰堤が3箇所

せせらぎコース登山口
関連ページ    鷲林寺から観音山・ゴロゴロ岳(2008.5.15)

         観音山から奥池・盤滝を歩く(2012.11.6)

トップ表紙に戻る 

inserted by FC2 system