能勢妙見山とブナ原生林
◇日時:2006.7.14(金) 晴れのち雷雨
◇同行:シニア自然大学
◇コース:妙見口駅10:10→徒歩→黒川→ケーブル→山門→(昼食)→妙見山三角点→星嶺
      →ブナ林→本堂→本滝寺→野間大ケヤキ→稲地バス停→バス→妙見口駅15:50

Route Mapはここ

北摂一帯は、ご存知の通り自然の豊富なところです。特に妙見山およびその山麓には800年の歴史を持つ炭が現在も生産され、伐採林の形状や台場クヌギなど「生きた里山」が見られます。「ブナ林」も関西以南では、標高800m以上しか育たないと言われながら、ここでは標高600m程度の森で見事に育っています

黒川の妙見ケーブル乗り場付近。左手には日本一の里山が広がっています

能勢妙見山(660m)

 梅雨明けを思わせる朝からの晴天。集合地能勢電妙見口から黒川ケーブルまで歩くうちに汗びっしょりになる。ところがケーブル山上駅でミーティング中、驟雨に見舞われる。まさかの雨で、雨具を持たない人のために、駅で傘を貸してくれる。ありがたい。リフトには乗らず、雨の合間を縫って山門まで歩く。またもや猛烈な雨に。しばし雨宿り後、東屋で昼食。午後は、三角点や星嶺(信徒会館)を周りブナ原生林入口へ。

梅雨明けを思わせる天気(妙見口駅で)

妙見ケーブル乗場。貸切状態。

行程ガイド中、驟雨に見舞われる

激しい雨に立ち往生。山門前で雨宿り

東屋で昼食後、三角点から星嶺(信徒会館)へ

妙見山境内

ブナ原生林

 昭和58年大阪府天然記念物に指定。山頂から西南の斜面にかけて、周り2m以上のものが約100本もあり、中には1.3mを超える大阪府下最大級のものもある。近畿の太平洋側では大峯山、金剛山、葛城山にもあるが、600m級の低山にあるのはここだけ。

ブナの巨木



ブナ林を歩く

2本が絡んだブナ

林立するブナ

妙見山→本滝寺→野間大ケヤキ

 妙見宮参拝後、大阪自然歩道、奥の院への道を下山する。本滝寺までの登山道にもブナがある。本滝寺からは、今度は雷雨の中の下山となりましたが、車道に出て喫茶店で一息。元気を取り戻して、雨上がりの能勢の里を野間の大ケヤキへ急ぎます。

妙見本宮へ参拝

本滝寺への下山道にもブナが

本滝寺。雲行き怪しく、ついに雷雨となる。



雷雨が上がり、霧湧き上がる妙見山。能勢の里、棚田の風景が美しい。



野間の大ケヤキ。樹齢1000年以上で西日本最大。高さ27.4m、幹周り13.0m、広がり38m×42m。



大ケヤキのアオバズク

妙見山はアジサイがいっぱい
梅雨明けを思わせる晴天から一転、たびたびの驟雨と雷雨に見舞われた一日でしたが、天気の合間を縫ってブナの原生林や大ケヤキを観察することができました。
関連リンク
1.2002.11.23能勢妙見山(初谷渓谷〜天台山コース)
2.2007.1.4 初詣は能勢妙見山
3.2007.4.12 能勢妙見山の自然観察

トップへ戻る 

inserted by FC2 system