UP 2018.4.18やまぼうし
宝塚 宝塚北SAへの道
新名神宝塚北SA〜玉瀬〜宝塚北SA〜武田尾
 ■日時:2018.12.1(土)/12.17(月) 晴
 ■場所:新名神宝塚北SA周辺
 ■同行:5名
ルート:
(1)宝塚北SA10:00〜擁壁取付き10:10〜湿地(10:42〜10:48)〜作業小屋(11:01〜11:18)〜奥の焼山分岐11:22〜玉瀬辻11:42〜(R33)〜SA進入路11:59〜宝塚北SA12:18、歩行5.5km
(2)宝塚北SA13:58〜新名神高速ガード14:10〜大岩稲荷14:27〜(R327)〜僧川河口14:42〜武田尾駅14:50、歩行3.6km
Route Map
武田尾から西谷玉瀬方面には幾筋かの山歩道があったが、2018/3の新名神高速の開通や宝塚北IC&SAができて大きく変わってしまった。宝塚北SAを起点に、2回にわたって昔の山道を探しながら歩いてみた。

宝塚北SA
「宝塚北SA周辺」
 一般駐車場に車を置いて、昔のルートマップと対比させながら近くを探索する。国土地理院の最新の地形図には新名神高速や宝塚北IC&SAが載っているが、周辺の地形は大きく変わってしまった。ただ三角点武田尾242.4mが健在なのでこれを探す。SAの西を南北に走る車道の側壁はフェンスもなく緩い土手となっている。土手を登り、林の際を車道に並行して歩き、藪の薄いところを登ってみると裸地に見覚えのある三角点があった。また昔の踏跡が車道に並行してあるがこれは昔の地形図に載っていたもので、北へ進むと十字路になっているはずである。しかし、十字路と思しきあたりは車道となってしまい、東西の道は不明だがさらに擁壁沿いに北へ延びる踏跡を発見した。土手の上からはサービスエリアの全貌が眺められてなかなか素晴らしい景色である。古宝山、検見山、大峰山が見える。

武田尾三角点は左土手上、玉瀬取付きは正面擁壁の上
 
武田尾三角点242.2m

宝塚北SAの全貌(中央:古宝山、右:検見山、大峰山)
「境野への道」
 南北の車道の北の突き当りは擁壁だが、擁壁の上を歩いてみると、藪の中に踏跡道が北へ延びているのを発見した。間違いなく玉瀬・境野へ続く道で、過去に歩いた記憶がよみがえる。若干の倒木があるが、道はだんだん明瞭になってきた。倒木処理をしながら30分ほど進むと湿地帯に行き当たり、道は不明瞭になるが流れに沿って進めば誤ることはない。小川を右岸に渡るとフェンスに囲まれた湿地が現れる。これは昔の隠し田の跡と思われる。近くに朽ちかけた小屋がある。今は湿地帯だが昔は一面の田んぼだったのだろう。休憩して北上すると十字路である。火の用心看板は、上空を走る関電送電線の鉄塔の方向を示している。我々は東へ玉瀬辻に向かうが、左折すれば奥の焼山三角点346.7m、直進は境野方面である。

擁壁の上に取付き

玉瀬・境野への道(取付き付近)

湿地帯

隠し田小屋?

奥の焼山十字路(右:玉瀬、直進:境野)
「玉瀬辻への道」
 玉瀬辻へ道を進むとすぐに右へ分岐する道があるが、こちらの道は幅も広く軽4でも走れそうだ。地形図で見ると、今たどってきた谷道に並行した尾根道である。この道が宝塚北SAへ繋がれば歩きやすそうでいいが果たしてどうか。地元の方の話では田んぼ(隠し田?)へ行く道であったという。筆者はこの道をたどって僧川に降りた記憶がある。
 いくつかの分岐を見ながら下っていくと大きな広場へ飛び出した。今までは林の中でまったく展望はなかったが、前方に古宝山が見える。次いでほだ場の横を通り、田んぼ道に出る。茅葺の古民家が点在する玉瀬の集落である。到着した車道は県道33号線である。玉瀬辻バス停が近い。

右:尾根道

古宝山

広場に降りてくる

ほだ場

玉瀬辻
「宝塚北SAへ戻る」
 玉瀬辻から県道R33を宝塚北SAへ戻る。左手に八王子山を見て、地蔵さんのある小峠249mを越えて下っていく。武田尾辻バス停から道も新名神高速のお陰か整備されている。出合橋の新名神高速の高架が見えてくると宝塚北SAへの進入路がある。ここからの登り坂はかなり厳しい。車ならわずかだが歩行は20分ほどかかる。宝塚北SAに戻ってきた。

お地蔵さんの小峠

武田尾辻

宝塚北SA進入路付近

宝塚北SAへの上り坂

宝塚北SA
「宝塚北SA〜武田尾」
 宝塚北SAから武田尾駅へは出合橋、大岩稲荷を通って車道(県道33、327号)を歩かなければならないが、直接大岩稲荷へ出る道が整備された。昔の山道があったはずだが発見できなかった。今後探索が必要だろう。最初に紹介した宝塚北SA西の南北に走る車道は南下すると新名神高速道路をガード(川西6)を潜って反対側(南側)に抜けられる。反対の川下川ダムへ続く車道は、工事のために造られた作業道で今はフェンスで通行止めとなっている。高速道路の南側の道は調整池、水管トンネル前を通り車道327号の大岩稲荷バス停へ下る。ここにも調整池ができているが通行止めではない。新名神高速をくぐるガードは地図ではICを挟んで東西2か所あったが、東側は水管のガードであった。下見してみないとわからないものだ。

新名神高速ガード(川西6)

川下川方面は通行止め

調整池(上)

大岩稲荷への下り

水管トンネル
 
調整池(下)
あとは大岩稲荷から僧川を下っていけば、河口に出る。この辺りはずいぶん整備され、武田尾稲荷、展望デッキ、WC、レストランがある。レストランは元畑熊酒店であり、反省会によく利用させてもらって顔見知りである。6分ほど歩けば武田尾駅である。温泉橋近くのポンプ場跡から馳渡山、玉瀬への山道があったが治山工事で砂防堰堤ができてしまい通行できなくなっている。こちらも探索が必要だ。

大岩稲荷バス停付近

僧川河口付近

武田尾駅から大峰山

2019.1.12(土)の武庫川エコハイク「道場から武田尾」の参考になれば幸いである。

関連ページ:宝塚西谷を歩く 2011.5.4
        奥の焼山と川下川ダム2003.11.27
        宝塚玉瀬僧川を歩く2004.3.16

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